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2021.05.24

ソルトレークシティ五輪の思い出

私はとにかくオリンピックが大好きで、
リレハンメル、長野、ソルトレークシティ、平昌は現地で観戦をしています。
ソルトレークシティ五輪の事だけ、まだ当ブログに載せていないので、今日はソルトレークシティ五輪について書いてみたいと思います。

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ソルトレークシティ五輪が開催されたのは、2002年の事でした。
前年には9.11(アメリカ同時多発テロ)があった為、行く前は非常に不安でした。「観戦になんて行ってる場合だろうか?」と随分悩みました。
当時は今ほどネットが盛んではなかったし、他国の事なのでよくわかりませんが、ひょっとしたら今の東京五輪のように「開催反対」なんて声も上がっていたかもしれませんね。
成田空港ではボディチェック時に靴を脱がされました。ボディチェックで靴を脱いだのはあれが初めてですし、最後かもしれない。厳戒態勢でした。

そのせい……というわけではないと思いますが、飛行機は1時間遅れ、お目当ての男子フィギュア・スケート・フリープログラムは最終グループしか見られませんでした。大好きだったトッド・エルドリッジ選手を見る事が出来なかったのはショックでしたが、日本の本田武史選手は見事最終グループに残っていたので見る事が出来ました。
アレクセイ・ヤグデン選手vsエフゲニー・プルシェンコ選手の後世まで語り継がれる名勝負を生で見られた事も良い思い出です。

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名勝負に酔いながら宿泊地のホテルに帰ろう……としたらなかなかたどり着けませんでした(お酒は飲んでません・笑)。ホテルから会場までは当時の日記によると1ブロックだったのですが、厳戒態勢のせいで立ち入り禁止の柵があちこちにあって行きたい方向に進めません。迂回しているうちに迷ってしまったのでした。どんどんホテルから遠ざかっていたような気がします。警官もいたのですが、出張警官が多かったようで、ホテルの場所は訊いてもわからないようでした。深夜だったので心細かったし恐かったし、疲れたし、辛かった。
東京五輪にも全国から警官が派遣されるのでしょうね。私のような外国人迷子を出さない為に「地理の勉強しておいて下さい」と言いたかったけれど、海外からの観客は受け入れないというのでそんな心配は無用となりました……。

この大会では、フィギュア・スケートのペア競技で大事件が起きました。
2位とされたカナダのペアが4日後に金メダルを授与されたのです。審判に不正があったそうです。改めて授与式が行われました。その模様が会場外のモニターに映し出されていたので思わず写真に撮りました。

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手前がカナダのジェイミー・サレー選手、奥がロシアのエレーナ・ベレズナヤ選手。
この事件をきっかけにフィギュア・スケートの採点方式が大きく変わりました(6点満点ではなくなりました)。

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