【ココログ映画祭】私の好きな映画ベスト3
「好きな○○○」という記事、以前は好きでよく書いていたっけ。
「ココログ映画祭」という企画に便乗して、久々に書いてみたいと思います。
◆スミス都へ行く数十年前、図書館で借りて観て以来、ずっと変わる事なく私の中ではベスト1です。
「都」という言葉から華やかで楽しい作品をイメージしていたのですが、この映画の原題は『Mr. Smith Goes to Washington』。ここでいう「都」とは「政治の都」ワシントンD.C.だったのでした。
政治の事を全く知らないボーイスカウト・リーダーが、田舎から首都ワシントンにやってきて活躍する政治ドラマです。巨悪と戦う主人公・スミスは半沢直樹に通じる部分があるかもしれません。『半沢直樹』のようなスリリングな展開あり、笑える部分もあり、心温まるシーンもあります。
主演のジェームズ・スチュワートはとにかく魅力的。憧れてしまうような男性です。
ジーン・アーサー扮する秘書も、「こんな風に誰かの力になりたい!」と、これまた憧れてしまうような女性。彼女が「Yahoo!」と叫ぶシーンがあるのですが、「これが正しい『Yahoo!』の発音か。アメリカの人は、『ヤッホー!』と叫ばずに『Yahoo!』と叫ぶのか」と感じた事も印象に残っています。あまりにも気持ち良さそうで、真似して「Yahoo!」と叫びたくなっちゃった。っていうか、しばらくは嬉しい事があると心の中で「Yahoo!」と叫んでいた私です。「ヤフー」ではなく、「イヤッフー」って感じ?
監督はフランク・キャプラ。
フランク・キャプラ&ジェームズ・スチュワートという同じタッグで作られている『素晴らしき哉、人生』もイイ。そちらもベスト10に入れる程好きです。
三谷幸喜さんの映画『ステキな金縛り』の中で、この2つの作品の事が語られるシーンがあって、思い切り共感して大喜びしてしまった私です。三谷作品も大好きなのですが(一番好きなのは『新選組!』)、好きなもの同士って、リンクするものなんですよね。
◆戦場のメリークリスマス私はデヴィッド・ボウイのファンです。歌手としてのボウイが好きなんですが、俳優活動もしているボウイの作品を、ファンとしては挙げずにはいられない……。
というわけで、内容はともかく、この作品を挙げておきます。
でも、普通に名作なのかも?
先日、職場で6人位で雑談をしていたら、その場にいた全員がこの映画を観た事があるというので驚きました。そこには20代~50代の人がいたのですが、20代と30代の人は「学校で見せられた」なんて言うではありませんか。あれが学校推奨の映画!? さすが多様性の時代? 色々考えさせられる深い映画なのかもしれない?
ちなみにこの映画の主役をボウイだと言ったら、半笑いされてしまいました。いや、だって、クレジットの表記は一番最初なんですが。……確かに「主役というには、出番少な過ぎ」とは思うけど。坂本龍一さんが主役……なのかなぁ?
◆ハウルの動く城ファンタジーというと、シリーズ全作を観ている『ハリー・ポッター』の方を選ぼうか迷うところですが……
この映画にはお気に入りキャラクターが出てくるのがイイ。
ハウルのノーブルな感じ、好きです。それ迄の木村拓哉さんからは感じた事のない独特の品を感じました。火の悪魔カルシファーも大好きでした。マルクル役の神木隆之介さんも良かった。子供なのに、おじいさんの声色をつくるシーンがあって、面白かった。ヨーロッパ風の街並みもステキだったし、色々な所へ瞬時に行けちゃう扉にもわくわくしました。世界観が好きです。
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コメント
僕も映画大好きですが「スミス都へ行く」観たことないです。
これは観なければ。
ボウイ関係でこんな本が出ていますね。
https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1036
ボウイは読書家だったそうなので、
どんなの選んでいるのか気になりますね。
投稿: CAKE | 2021.11.01 19:35
CAKEさん
ボウイの人生を変えた100冊、リストだけは持ってます。
翻訳されている物はなるべく読もうと思ったんですが、結構趣味が合わない事に気づいて、あっという間に挫折しました(爆)。
でも、やっぱり気にはなるので、こういう解説本があるとありがたいかも。
情報ありがとうございます。
ちなみに、日本人作家だと三島由紀夫がお気に入りらしいです。
投稿: YAGI節 | 2021.11.08 00:24
ボウイは三島がお気に入りですか。
僕と気が合いそうだなあ。
どの作品が好きだったとかわかりますか?
話は変わりますが、
Pitchforkがここ25年でのアルバムベスト200を発表してますね。
https://pitchfork.com/features/lists-and-guides/peoples-list-25th-anniversary/
Radioheadが1, 2, 4位を独占とは驚きました。
このバンド、そんなに人気あるのかな。
3位のカニエ・ウェストのアルバムは僕も好きです。
28位にボウイの遺作が選ばれています。
ビョークの評価が意外に低いなあという印象です。
投稿: CAKE | 2021.11.09 12:54
CAKEさん
ボウイの好きな三島作品は『午後の曳航』です。
すみません、ちょーっと、私は苦手です。
最近の洋楽の事はわかりませんが、「ここ25年」なら大丈夫かと思いきや……
どうしよう、10年ひと昔どころか、20年ひと昔状態な私です。なんかもう……(汗)。
FROCKフォーラムがなくなってから、20年近く経つみたいだし、今、2021年なんですよねぇ。
Radioheadとかカニエ・ウェストとか、最近の人は好きなんじゃないですか。ひーっ、最近じゃないよ。昔だよ(爆)。
ビョーク、FROCKでは評価高かったですね。うちの弟も好きでした。
先日、『ボクらの時代』で若林正恭さんとCreepy Nutsが「いまだに頑張ってるエミネムがすごい」みたいな話をしていましたが、やっぱりスゴイのかな。
WeezerはPinkertonなんですね。ちょっと嬉しい♪
ブラーは入っててオアシスは入ってないのか。ちょっとびっくり。
投稿: YAGI節 | 2021.11.14 17:05
ありがとうございます。
「午後の曳航」ですか・・・またすごい作品を選んでるなぁ(^^;)。
確かにYAGI節さんは苦手そうな感じがします(^^;)。
先日、ジュンク堂に行ったら件の本があったので、
パラパラと立ち読みしてみました。すごい分厚い本でした。
想像したほど僕とかぶらなかったなぁ。
印象に残ったのは
ジョン・ケージ「サイレンス」
コリン・ウィルソン「アウトサイダー」
アルベール・カミュ「異邦人」
ダンテ「神曲」 あたりかな。
このあたりは僕も100冊選べと言われたら入れると思います。
僕も最近の音楽シーンには疎くなってしまいました。。。
物理CDは長いこと買ってないです。
サブスクにも入ってないので、昔買ったCDばっかり聴いてます。
ボウイ関係ではこんな本も出ますね。
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309291833/
和久井さんの本はヴェルヴェット・アンダーグラウンドの本を最近買いましたが、
ディスクガイドという感じでした。
たぶんボウイの本も同じような感じだろうな。
YAGI節さんなら既知の情報ばかりかも(^^;)。
投稿: CAKE | 2021.11.14 20:26
CAKEさん
日本語訳出ていない本もあるので、4冊もかぶるのはすごいです。
ちなみに、カミュの「異邦人」、イギリスでは、The Outsiderというタイトルになっているらしく紛らわしいです(アメリカではThe Stranger)。
「スティービー・ワンダーがテーマ曲歌ってた映画なら観てる」と思ったら、それも別物(^^;)。
ジュンク堂といえば、
3か月程前、池袋店で「『洋楽ロック史を彩るライヴ伝説 ウドー音楽事務所の軌跡を辿る』出版記念特別展」というのがあったので、コロナに怯えつつも「密にはならないだろう」と思い、こっそり行ってました。本は買わなかったけど(^_^;)。
ボウイ本のご紹介もありがとうございます。
先日チェックした時は表紙が決まっていなかったみたいですが、今見たらティン・マシーンが表紙になっててびっくりしてます。なぜだ……
投稿: YAGI節 | 2021.11.19 23:19
コリン・ウィルソンの『アウトサイダー』は
わざと異邦人と似たタイトルにしたのかもしれないですね。
ウド―事務所の本からの抜粋だと思いますが、
このサイト、ご覧になりましたか?
https://bunshun.jp/articles/-/48488
個人的にはスチュワート・コープランドに殴られるのが怖くて
ボディーガードをつけるスティングというのがツボでした(笑)。
ボン・ジョヴィは予想通り真面目な人だったみたいですね。
和久井光司さんはヴェルヴェット・アンダーグラウンドや
ニール・ヤングやフランク・ザッパの本を書いてて、
なんか無節操な感じですね。
ボウイの本はあんまり期待できないかもしれません(^^;)。
投稿: CAKE | 2021.11.21 14:04
CAKEさん
サイト、見てなかったです。
面白いですね~。
教えてくださって、ありがとうございました。
「ジョン・ボン・ジョヴィが真面目な人」というのは実は既に有名なのかな(笑)。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ニール・ヤング、フランク・ザッパ、ボウイというのは意外と通じる部分はあるような。
投稿: YAGI節 | 2021.11.29 00:52