« 剛心 | トップページ | 楽天モバイル「0円終了」で影響あるよなないような »

2022.07.30

プロのフィギュア・スケーター

フィギュア・スケートのアクセル・ジャンプが好きだという事を当ブログに度々書いてきた私ですが、そのきっかけとなったのは伊藤みどりさんでした。
残念ながら、みどりさんの現役時代の演技を会場で生で見た事はありません。
当時私にはフィギュア・スケート・ファンの友人はいなかったし、「一人で観に行く」という勇気(とお金)はありませんでした。「勇気」というと大袈裟ですが、一人で行動するのが苦手な時期もあったのです。私にとって、フィギュア・スケート生観戦はハードルの高いものでした。なので、スポーツ観戦に付き合ってくれる友人が出来たのは嬉しかったなぁ。

プロ転向後のみどりさんが、アイスショーに出演するというので友人と観に行った事があります。
しかし、そのタイトルは「プリンス・アイス・ワールド ガチャピン&ムックのマジカル探偵団」でした。
完全に子供向け。

Pr1 Pr2
(パンフレットの表紙にも裏にも、みどりさんの写真はありません。)

私は子供の頃からガチャピン&ムックには全く興味がありませんでした。
子供でもなく、子供がいるお母さんなわけでもなく、懐かしくて嬉しいわけでもない、
そんな私が、なぜガチャピン&ムックのショーをはるばる横浜まで(私は東京在住です)観に行かなければならないのか?
いや、義務じゃないですけど。みどりさん目当てですけど。そして、鍵山正和さん(優真選手のお父様)を観たかったからなんですけど。

Pr3

それにしても、ガチャピンかー、ムックかー……と複雑な思いを抱えながら近くを見ると、一人の外国人男性がいました。
どう見ても、ガチャピン&ムックがお目当てとは思えません。
そういえば、みどりさんの評価は「日本でより海外の方が高い」と聞いたこともあります。
「この人も、みどりさんを観に来たに違いない」と勝手に思いました。
みどりさんを子供向けのショーでしか観る事が出来ないなんてもったいなさ過ぎる!
アメリカには『スターズ・オン・アイス』など、大人向けのアイスショーがあります。
この外国人さんも、そういうものだと思って来たのではないのか?
「すみません、子供向けのショーですみません」と私が謝りたくなってしまいました。
いや、ひょっとしたら、見かけによらず、ガチャピン&ムックのファンだったかもしれないけど。


荒川静香さんがオリンピックで金メダルを取ってから、随分変わったように思います。
みどりさんは「招ばれて滑る」という感じが多かったと思いますが、荒川さんは自分でもアイスショーを企画、プロデュースもしました。オリンピックの金メダリストになると、出来る事が広がってくるのでしょうね。
大人が楽しめるステキなショーが増えました。

羽生結弦さんがプロ転向を発表しましたね。
緊急特番を観ました。
今迄で一番緊張した大会はソチ五輪だと語ってましたが、その理由に衝撃を受けました。
「ここで失敗したら、五輪二連覇出来なくなるから」みたいな事を言ったのです。
金メダル一個取ってから次を考えるのではなく、最初から連覇を考えていたとは。
荒川さんには、金メダルを取ったからこそ出来た事がありました。
羽生さんには、金メダルを2回続けて取ったからこそ出来る事があるのかもしれません。
もう荒川さんが1個取ってるから、「同じじゃ足りない」と思ったのかも?

荒川さんがやってなくて、羽生さんが出来そうな事を考えてみました。
映画はどうでしょう?
女子で五輪二連覇したカタリナ・ビットさんは『カルメン・オン・アイス』という作品に出ています。
私は大昔にNHKで見まして、劇場公開されたのかはわからないのですが、尺的には映画位の長さでした。セットもありましたが、「舞台のセット」という感じではなく、ドラマのセットのように自然で一見フツーな感じ。なのに、出演者の足下は氷なのです! なんと、ブライアン・オーサーコーチが共演しています。現役引退して間もない頃だと思います。

ビットさんの代名詞は『カルメン』でしたが、羽生さんだったらやはり『陰陽師』かな? 源博雅(盟友)役にネイサン・チェンさんとかどうでしょう? いや、チェンさんは道尊など戦う敵役の方がいいかなぁ?
『ロミオとジュリエット』も捨てがたい。『オペラ座の怪人』もいいなぁ……。

そして、もし、本当に羽生選手が4回転アクセルの練習を続けるのなら、映画の中に4回転アクセルのシーンを入れてほしい。
アイスショーで4回転アクセルを跳んだとしても、五輪と違って観られる人は限られてますよね。
多くの人が観られる映画にしたら、喜ばれると思います。
競技生活から離れてしまった今、羽生選手がどの位の熱量で「4回転アクセルを跳びたい」と思っているのか、成功するまでにあとどの位大変なのかがわからないのですが、「いつかは成功させたい」と漠然と思うより、「映画の為に」と目標があった方がモチベーションが上がりそうな気がします。
どうでしょう? どなたか企画してくれないかなぁ。


羽生選手の
「甲子園の選手が野球を頑張っていて甲子園で優勝しました。プロになりました。それは引退なのかなと言われたらそんなことないじゃないですか」
という発言に対しては、
「部活引退する」という言い方もあるよ?……と突っ込みたくなりました(笑)。
羽生さん、「引退」って言葉がおキライなんですね。

ただ、「野球選手はプロ入り後も引き続き他人と真剣勝負しますから。ルールに則って勝ち負けを決めますから」とも思いました。
シビれるような対決を観るのが好きだった私としては、競技会で羽生さんを見られないのは寂しい……。
でも、長い間、本当に楽しませてもらいました。平昌での現地生観戦は一生の思い出です。ありがとう!!

|

« 剛心 | トップページ | 楽天モバイル「0円終了」で影響あるよなないような »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 剛心 | トップページ | 楽天モバイル「0円終了」で影響あるよなないような »