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2022.08.22

第104回全国高校野球選手権大会終了

今年も夏の高校野球甲子園大会が終わりました。

小学生の頃から高校野球が大好きで、高校受験時は「希望校に合格したら甲子園に連れて行ってあげる」という約束を親から取り付けました。
無事合格したにもかかわらず、高校生になったら自分の部活で忙しくなって甲子園に行くどころではなくなってしまいました。

「年上のお兄さんたちがやっている大会」だった筈が、選手達が自分より年下になってしまった頃から、私の高校野球への熱は随分下がってしまったのですが、「一度甲子園に行きたい」という思いは強くなったり弱くなったりしつつも、ずっと私の中にありました。

働くようになって、
連れて行ってもらわなくても一人で行けるようになって、
いつでも行ける筈なのに、なんとなく行ってませんでした。
いつでも行けると思っていたのに、コロナのせいで大会自体が開催されなかったり、客を入れない事態となった時には動揺しました。いつでも行けるわけじゃないんだ……。

そして今夏は、嘔吐と頭痛に悩まされました。1日で治り原因は不明なのですが、熱中症だったのではないかという気がします。年々暑くなっているし、もう夏の甲子園観戦は諦めようと思いました。今後は春のセンバツを目指します。

早稲田実業が好きなので、どうせなら早実が出場する時に行きたいと思った事もありますが、次にいつ出場するかわからないので、「ブラスバンドが上手い高校の試合もいいな」と思っている今日この頃です。
たとえば大阪桐蔭。
今回は『鎌倉殿の13人』を新たなレパートリーに加えていました。あれ、生で聴きたい。大阪桐蔭の試合を観に行けば、将来プロ野球選手になる球児を見る事もできるかもしれない。一石二鳥。チケット取りが大変かな。

あと、今大会は、"Smoke on the Water"をやっている学校がありました。応援には明るい軽快な曲が使われるのが一般的ですが、低音の暗目な曲もたまにかかると、ちょっと不気味で強そうな感じが出て、いいですね。どこの高校だか忘れてしまったので「smoke on the water 甲子園」と検索してみたら、愛工大名電や仙台育英がヒットしました。
あれ? 今、仙台育英の決勝戦観てたんだけど、かかってないような……?

あ、たまたま仕事がお休みだったので、仙台育英vs下関国際の試合、リアルタイムで観ました。決勝戦をリアルタイムで見るのは無茶苦茶久しぶり。

どちらを応援しようか迷いました。
判官びいきの気があるので、本来なら「優勝旗の白河の関越え(陸路)」を狙う東北の高校を応援するところなんですが、仙台育英ってもはや横綱じゃないですか。義経(判官)というよりも頼朝(将軍)じゃないですか。

145キロの速球を投げられる御家人、いえ、投手が5人もいると聞き、下関国際を応援しよう……と思ったのですが、横綱だと思っていた仙台育英は今まで決勝で2度も負けてるんですね。
さすがにそろそろ勝たせてあげたいかも。
東北勢が決勝に進出するのは10度目だそうです。9連敗中!?
うん、勝たせてあげたいかも。

下関国際のユニフォームは昔のヤクルトのユニフォームにそっくりです。「ヤクルトファンのOBでもいるのかな?」と不思議に思っていたのですが、
青は「関門海峡の海」、赤は「長州藩の情熱の赤」を意味するのだとか。監督は歴史好きだそうです。え、下関国際応援しようかな(ブレまくり)。

前半は競った試合をしていました。どちらが勝ってもおかしくなかった。
が、7回(裏)で大きく差がついてしまいました。満塁ホームランで試合が決まりました。

実は今大会、まともに見たのはこの試合と近江vs海星戦だけなのですが、なんとそちらも満塁ホームランが出ました(驚)。今確認してみたら、あれも7回裏。それまでは接戦でした。デジャヴ?

下関国際は負けてしまって残念でしたが、ここまで残ると思っていた人はあまりいないと思うので、大健闘。
仙台育英はせっかく決勝まで来て、また負けたらかわいそう過ぎるので、勝って良かった!
という感じで、結果、大団円なのではないかと思ったりしています。

「仙台育英、おめでとう!」と思っていたら、仙台育英の須江監督の優勝インタビュー第一声は「宮城の皆さん、東北の皆さん、おめでとうございます」でした。
「おめでとう」と言われる側の人が「おめでとう」って言っちゃった。
自分が優勝監督なのに「スワローズファンの皆さん、おめでとうございます」と言った若松勉監督の優勝インタビューを思い出しました。ヤクルトファンなのは、下関国際じゃなくて仙台育英の方でしたか?(笑)
いずれにせよ、おめでとうございます。

熱闘が終わったことだし、もう涼しい秋が来てほしい……。

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