日本の男子は世界トップレベル!!
昔、当ブログで、「日本の女子は世界トップレベル!!」(フィギュア・スケート)という記事を書きました。
荒川・安藤・恩田・村主選手らがシノギを削っていた頃です。
今は男子シングルの層が無茶苦茶厚いです。
世界のトップ6しか出場できないグランプリファイナルに今年は日本人選手4人も出られちゃったのです。その4人の中に、怪我をした鍵山選手やプロに転向した羽生さんは含まれていません。
オリンピックは4年に1回しか開かれないので別格として、
通常は、1年で一番大きな大会といえば世界選手権です。
オリンピック同様、1つの国からは最大で3人しか出場できません。
つまり、日本には世界のトップ6に入る実力者が4人もいるのに、1人は世界選手権に出られないのです。
そんな状況下で、全日本選手権が行われました。
グランプリファイナルに出場した4人が1位から4位を占めればわかりやすいのですが、グランプリファイナルに出ていない選手が2位に入っちゃったから、さあ大変。
本当に強い3人って、誰なのでしょう?
1人選ぶだけだったら簡単。現時点では宇野選手で決まりです。
グランプリファイナルに出場し優勝。
全日本選手権でも2位に40点近い差をつけて優勝しました。2位から8位までは15点差なので、いかに宇野選手が飛びぬけているかがわかります。
宇野選手以外は拮抗してるんですよね。
「日本には世界のトップ6に入る実力者が4人もいるのに、1人は世界選手権に出られないのです」
なんて書いちゃいましたが、結果は……
「日本には世界のトップ6に入る実力者が4人もいるのに、2人は世界選手権に出られないのです」
なんて事になっちゃいました。
となると、全日本選手権で2位の選手が出ると思うところですが、彼も落選。
前代未聞の驚きの事態でした。
ちなみに全日本選手権で2位になった選手とは島田高志郎選手です。
宇野選手がスランプだった頃、私は当ブログのありがとうランビエールという記事の中で
「ランビエールはヴァシリエフス選手のコーチだし、島田高志郎選手も見てるし、忙しいとは思うんだけど……このまま宇野選手のコーチも続けてほしいなぁ。」
と書きました。願いが叶って、ランビエールさんは宇野選手のコーチになったけれど、島田選手に影響が出ないかちょっと心配していたんです。強い選手が同じチームに来る事は良い事もあるだろうけれど、デメリットもありそうな気がしました。ないがしろにされるような気分にならないかと気になってました。「両雄並び立たず」という言葉もあるし。
そんな島田選手が全日本で素晴らしい演技を見せてくれて、2位になって、すごくうれしかったです。ランビエールコーチも宇野選手も、もちろん島田選手もとっても嬉しそうで、幸せな気分になったのに、世界選手権に出られないとは……。
宇野選手が選考について苦言を呈したみたいにニュースになってましたが、「島田選手に気を遣ったのかな」と思いました。が、一部の人からは選ばれた人を否定しているように見えちゃったらしく、非難されちゃってて……難しいものですね。
島田選手はまだ若いから「今回出られなくても、まだ先がある、大丈夫」と言いたいところですが、グランプリファイナル出場組の三浦選手と佐藤選手は十代なんですよね(汗)。鍵山選手も年下です。
この辺の争い、熾烈すぎる……。
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