新春名作狂言の会 2023
コロナ禍以降、すっかり舞台鑑賞から遠ざかってしまいました。
毎年観に行っていた1月の「新春名作狂言の会」も随分ご無沙汰してしまいました。
興行はやっていても、観に行くのがイケナイ事のような気がした事もあったっけ。
ようやく終息してきたと思ったので、今回のチケットは昨年のうちに購入したのですが、年明けから、また新規感染者増えているようですね。
人混みイヤですが……行っちゃいました。
今年も、茂山千五郎さんと野村萬斎さんのトークからスタートしました。
大河ドラマ『どうする家康』の話、出ましたよー!
初回のタイトルが「どうする桶狭間」だからイヤな予感はしたのですが、萬斎さん演じる今川義元、早くも亡くなってしまったんですよね。千五郎さんも同じように感じたらしい(笑)。いや、正確には「いきなり桶狭間じゃ、退場は近いんだろうな」と予想はできたけれど、初回だけとは思ってなかった私です(泣)。カッコ良かったのに残念。
しかも萬斎さんのシーン、結構カットされたらしい。実際は舞はもっと長かったし、セリフも多かったのだとか。「五分の一になってた」とか言ってたかな(うろ覚え)。
そして、「同じ曲を同時に舞って、和泉流と大蔵流の違いを見る」といういつものお楽しみ企画、今回は『兎』でした。
『兎』、前にもやってるよ。
と思い、当ブログの過去記事を確認してみたところ、2011年でした。12年前かー(汗)。
うさぎ年の年始めは『兎』を舞うのですね。
ちなみに、12年前は同時に舞ったようですが、今回は「テンポが全く違うから」ということで、初めに萬斎さんがゆっくりとしたテンポで舞い、次に千五郎さんが早いテンポで舞ったのでした。大蔵流の方が早いらしい。
その後は、茂山家の『佐渡狐』、野村家の『二人袴』を楽しみました。
『佐渡狐』は2009年にやってます。ちなみに、私が初めて「新春名作狂言の会」を観たのが2009年でした。私が観に行く前からやっていたわけで、会場の新宿文化センターも古くなるわけです。今年の秋から長期の改修工事を行うそうです。
ホームページには「数年間の休眠期間に入ります。」と書いてありました。
パンフレットには「また会えるその日まで、いまひとたびのさようならを」と書いてあります。
「さようなら」なんて寂しいなぁ。改修終わったら、すぐ再開してね。
ロビーには出演者のサインや色紙が飾ってありました。
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