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2023.03.29

はじめての甲子園 その5

1日目と2日目はバックネット裏「TOSHIBAプレミアムシート」で観ましたが、「違う場所からも見てみたい」と思い3日目は一塁側「SMBCシート」のチケットを買いました。
試合を観る分にはバックネット裏がいいんですが、お気に入りの選手がいる場合はこっちかも。目の前がベンチだったので、選手が集まってきます。

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私は今は特に好きな球児はいないのですが、近くで見られるのは嬉しい。

前日にラジオのアナウンサーが、「(日差しが強くなってきて)客席にタオルをかぶっている人も増えてきました」みたいな事を言っていました。その時、自分の周りにはそういう人がいなかったので、「どこの話をしているの?」と思ったのですが、一塁側には結構いたー。こういう事だったのかー。

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帽子を持っている人は帽子をかぶると思うのですが、タオルをかぶっている人はどういう人だろう?
帽子がなくて、仕方なくタオルをかぶっているのだろうか? でも、なぜタオルを持っているの? 普通、タオルを持ち歩きますか? 汗かきそうだから持ってくるの? それとも、かぶる為に持ってきているのか? 若い女の子でタオルをかぶっている率が高かったので、もしやそれがオシャレとか? あ、もしかして、帽子よりしっかりとした日焼け防止になるのか。
タオルも色々で、今大会のタオルをかぶっている人もいましたが、明治神宮大会とか阪神タイガースとか大阪桐蔭のタオルをかぶっている人もいました。そういうタオルを持っているという事は、熱心な野球ファンである事の証明にもなるかも?

それにしても暑かった。バックネット裏より、確実に暑い。
汗はかかなかったので夏の暑さとは異なると思うのですが、気分が悪くなってきました。日本ダービーで医務室のお世話になった事を思い出しました。熱中症になったらどうしよう。

第一試合を見届けてから、直射日光のあたる場所からは避難する事にしました。
屋内に入ると嘘みたいに涼しくて、いくらかラクにはなったのですが、ちょっと座って休みたい。休憩所とかないのかな?

係員さんに「屋内で、座って休める場所ってありませんか?」と尋ねてみると、「ないです」と言われてしまいました。
あの席に戻る気力はなかったので、「もう球場出て、帰るしかないのかな」と思いかけました。いったん出たら再入場はできないのです。
「暑かったですか?」と係員さん。わかってらっしゃるんだなぁ。

「僕の口からは、『いいですよ』とは言えないのですが……」と謎の言葉を口にしました。
「???」
「今日はチケット全席売り切れというわけではないです。あいてる席もあります。だから……僕からは言えませんが……そういうことです。」
「!!」
とっても素敵なお兄さんでした。

実は「一塁側の上の方は日陰になる」という情報はWEBで調べて知っていました。だから、三塁側ではなく一塁側の席を買ったのです。もっとも、少しでも近くで見たくて前の方の席を買ってしまったわけですが。

後ろの方に行ってみたら、確かに日陰の空席がありました。座らせていただく事にしました。
チケット代は前の席の方が高いんで許してください~。座席も前の席はクッション付きですが、後ろの方はかたい椅子です。でも、ホント涼しくて快適でした、生きかえりました。助かりました。ありがとう、お兄さん。いえ、私が勝手に誤解しただけです。お兄さんは、何も悪い事してないです。悪い事言ってないです。

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(写真左)「私はあんなにいい席にいたのか」と羨望の眼差しで先ほどまで自分がいた席を見下ろしました。
(写真右)マスク非着用での声出し応援が可能となったらしいです。こんな知らせ方があるんですね。

涼しいと思っていた席が、そのうち寒い位になってきました。同じ国とは思えない程の寒暖差ですが、同じ球場とは。ダウンコート持ってきてよかった。「春の甲子園は寒い」というのは本当でした(驚)。

そのうち、徐々に人が増えてきました。当日券を買ったお客さんが、いつ私のところに来て「そこ、私の席なんですけどー」と言ってきてもおかしくないように思えたし、あまりに寒いので、2試合目が終わると再び本来の席に戻りました。私にとって、この日一番のメインマッチ、大阪桐蔭vs東海大菅生戦はやっぱり近くで見たかった。

「世代ナンバーワン投手」といわれる前田投手が出てくると、いっせいにカメラが向けられました。もちろん私も。が、ネットにピントが合って、失敗だらけ(爆)。

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が、この試合で選手に負けず劣らず(?)注目を浴びていたのは、吹奏楽部。
無茶苦茶素晴らしかった!!
前日にも大阪桐蔭の試合は観ているので吹奏楽部の演奏も聴いたわけですが、バックネット裏で聴くのとは全然違いました。「一塁側で本当に良かった」と思いました。外なんだからコンサートホールのように美しくは響かない筈なのに、包み込むように美しく品良く響いていました。それでいて迫力もあった。早速『どうする家康』のテーマ曲を演奏していましたが、もうNHK交響楽団かと思っちゃった(ちょっと嘘)。念願の『鎌倉殿の13人』も聴けて嬉しかったし、『グレイテスト・ショーマン』も映画館で聴いてるみたいに素敵でした(屋外なのに)。
東海大菅生の吹奏楽部も強いんですよね。『ライディーン』は好き。ただ、全体的にはトランペットがメインだったので、サックス好きな私としては大阪桐蔭の方が好みかな。

他の学校では、広陵の応援も印象に残ってます。低音が効いてて迫力があり、歌は男子の大きな声で歌われていたので、てっきり男子校かと思ったんですが、今は共学なんですね。
広陵や報徳学園は、私が一番高校野球を夢中になって観ていた頃から既に強豪校だったので、歌詞カードがあれば(笑)校歌を一緒に歌えます。甲子園で聴けて、感無量でした。
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選曲的には、作新学院の”Truth”、仙台育英の"Smoke On The Water"も好き。

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少し前まではあんなに暑かったのに、 午後になるとすっかり涼しくなり、ここでもダウンコートを着て観戦しました。「寒い」という声があちこちから聞こえました。一塁側から徐々に日陰になっていったので、三塁側はもしかしたら遅くまで暑かったのかも?

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新幹線の都合により、第4試合は見ずに帰りました。
一時は1試合だけ見て帰らなければならないかと思ったので、ここまで見れて満足です。

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甲子園に行く前に買って持って行った週刊ベースボールは、結局読む暇がなかった~。

2000円分の「ひょうご旅クーポン」では甲子園のお土産を買いました♪

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