ムーンエイジ・デイドリーム
デヴィッド・ボウイのドキュメンタリー映画『ムーンエイジ・デイドリーム』。
缶バッジ付きのムビチケを買って待つこと数か月、ついに公開されました。
ボウイの映画といえば単館上映の物が多いのですが今回は劇場を選ぶ楽しみがありました♪
なんとIMAX上映もあるらしい。
なんとグランドシネマサンシャイン池袋でもやるらしい。
あ、グランドシネマサンシャイン池袋にはまだ行った事ないんですけど、なんとなく「今の東京で一番凄いIMAXシアター」というイメージがあります。
なので、そこで観ようと思ったのですが、ここでは2つのスクリーンで『ムーンエイジ・デイドリーム』をやっていました。IMAXとDolby Atmos。
Dolby Atmosって何ですか?
Dolbyはよく聞くけど、Atmos???
よくわからないけれど、音がいいらしい。
トライする事にしました。
おそらく1度では物足らないと思うので、IMAXは2度目以降にしよう……。
ムビチケは持ってましたが、200円の追加料金を払い、Dolby Atmos対応のBESTIAという規格(?)で観ることにしました。
最前列がフラットシートとなっていました。寝っ転がれるようです。
普段は最前列は極力避けますが、寝ながら観られるって興味津々……。
IMAXの大きなスクリーンのフラットシートは見づらいという口コミがありましたが、小さいスクリーンのBESTIAのフラットシートの評判は上々だったので、これも試してみる事にしました。
果たして……
眼鏡忘れた(爆)。
私は視力が悪いです。
にも関わらず普段は眼鏡をかけていません。いつも携帯しているのですが、実は旅行から帰ったばかりで、旅行鞄に眼鏡を入れっぱなしにしていたようなのです。
が、最前列だったので、裸眼でも字幕読めたー。
最前列にして良かった(笑)。
そして、フラットシートに座った時の高揚感がハンパじゃありませんでした。
映画館で横になって、しかもボウイの映画が観られるなんて、テンション上がる。
ありえない事を体験しているというワクワク。すっごい幸せな気分でした。
角度のせいで、たまーにボウイがいびつに見える事ありましたけど、たまにです。寝転がってるので(完全な180度ではないけど)、もちろん最前列でも首痛くありませんでした。
音は「びっくりする程良い」という感じではなかったです。もちろん悪くはないけれど、何十年も前の演奏の音を最新式のシステムで聞いたからといって、劇的にかわるわけではないのかも?
そう、新し目の曲があまり流れなかったんです。
今まで観たライブで一番良かったと思う『リアリティ・ツアー』の映像が全く使われてなかったのも残念でした。あのツアーは結構評判も良かったはずなのに、なんでスルーかなぁ……。
ジギー時代は『ジギー・スターダスト』で劇場ですでに何度も公開されてるから、もっと少な目でも良かったのに。
って、ボウイのドキュメンタリー映画を作るのにジギーの扱いを軽くしたら暴動が起こっちゃうか。
ジギーといえば"Starman"が映画の『ジギー・スターダスト』では使われていないのを不思議に思っていたのですが、今回の『ムーンエイジ・デイドリーム』でも使われなくて、「なぜなぜなぜ?」とモヤモヤしていました。エンディングに使われていて、無茶苦茶ホッとした。
それにしても、ボウイは本当に「変化」の人ですね。
「年とって変わっちゃった」という人はたくさんいるけれど、若いうちからあんなに変わり続けた人はいないのでは?
タイムマシンに乗ってるような気分で映画を観ていましたが、ドイツ時代のボウイは本当に素敵で、「よくぞ変わってくれました!」と拍手を送りたくなっちゃいました。
60年代、70年代を追体験した後は、80年代の変わりように一瞬だけ「うわっ(汗)」と思ってしまいました。80年代大好きな私ですが、ちょっとガッカリしちゃう人の気持もわかるような気がしました。とはいえ、あの頃のボウイが一番好きな自分も否定できない……。
ボウイが亡くなったショックで遺作の『Blackstar』は聴けなくなってしまったのですが、今でもダメですね。泣きそうでした。もう7年も経つのに。7年も経つんですかっ!?
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