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2024.08.27

もしも徳川家康が総理大臣になったら

早々にムビチケも購入し、楽しみにしていた映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』ですが、パリ・オリンピックの真っ最中に公開されたので、なかなか見に行けませんでした。
オリンピックが終わっても、総集編を見たり感想文を書いたりと余韻に浸っているうちに、上映回数が減ってきてしまいました。たとえば近所の映画館では、ついこの前までは1日2回やっていたのに1日1回になってしまいました。「これは、もうじき終了してしまうのかも」と慌てて、ようやく見てきました。

Mosi

以下、ネタバレあります。

6月に日曜劇場『アンチヒーロー』の感想文を当ブログに書き、

次は映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』ですね。萬斎さんは徳川家康役ですが、家康もその気になればダークヒーローに仕上げる事は出来そう……。

なんて書きましたが、今回の家康、真っ当なヒーローでした。信長暗殺を疑われるシーンがありましたが、シロでした。良かった良かった♪

大河ドラマ・ファン向けの映画だったかもしれません。
まず『新選組!』のファンとしては、山本耕史さんに土方歳三役をやらせて「待たせたな」と言わせるあたり最高。

そして『どうする家康』という言葉はそのまま出てきちゃったし、『どうする家康』では「あんなに家康と仲良くなれそうだったのに、最後は敵対する事になってしまった石田三成」が、逆に「敵対しそうに見えたのに助けてくれた」というのが嬉しかった。

『光る君へ』ならぬ『光る君に』と出てきたり、豊臣秀吉役が大河で2度も秀吉役を演じた竹中直人さんだったりと、大河意識しまくりでした。

いや、大河だけではありません。『大江戸捜査網』のテーマ曲が使われていましたし、「暴れない将軍」は『暴れん坊将軍』のオマージュですね。
(緒方)洪庵先生が出たのも嬉しかった。『JIN-仁-』の洪庵先生良かったから(『浪花の華』も好き)。

YouTubeの動画に「のぼう様、出世されたな」とコメントしている方がいたのにもウケました。
映画『のぼうの城』で野村萬斎さんが演じた成田長親は忍城の城代の息子で、城主ですらなかったのです。そこで石田三成と戦っていたせいか、萬斎さんってば、織田信長役のGACKTさんに「石田殿」と言ってしまうというNGを出したそうです。その時は家康ではなく「のぼう様」に戻っちゃってたのかな(笑)。

あまりにも奇想天外なので日本史好きの人が気に入るかはわかりませんが、時代劇ファンは楽しめる作品だと思います。

主題歌は新しい学校のリーダーズの「Change」という歌でしたが、
Ch-ch-ch-ch Change……ってデヴィッド・ボウイじゃないですか。
(ボウイは「Changes」で Ch-ch-ch-ch-changesと「s」が付くんですけどね )

萬斎さんが出て、新選組が出て、ボウイを彷彿とさせるって、「私の三大好きな人達」が登場するすごい映画でした(笑)。


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