2004.10.31

スウィング・ガールズ

swing.gifサクソフォーン好きの皆さん、お久しぶりです。すっかり更新が滞ってしまいましたが、サックスに飽きたわけではありません。
ただね~、夏はダメでした。今年は猛暑だったのでホントにバテて、気力も体力もなくなり、あんな重い物持って歩けませんって感じで……。レッスン、サボりました、すみません。
秋になってからは久々にカラオケルームでも練習したりと、そこそこ(?)真面目にやってます。

 

ところで……
数週間前、『笑ってコラえて』の吹奏楽特番を途中からですが偶然見ました。全国の色々な学校の吹奏楽部を回っていて、とても面白かったです。もうすぐ(11月3日)普門館の特番もあるみたい。

 

あ、普門館ってご存知でした?
私、東京に住んでいる音楽ファンのくせして、『笑ってコラえて』を見る迄、その存在すら知りませんでした(恥)。野球部が目指すのは甲子園、ラグビー部が目指すのは花園ですが、吹奏楽部が目指すのが普門館なのだそうです。そこで吹奏楽コンクールというのが行われるらしい。ちょっと興味が沸いてきて、「チケット買おう」と思っていたのですが、気が付いたら売り切れており、ヤフー・オークションでチェックしてみたら、かなりの高値になってました。がーん。そんな人気のあるものだったなんて。毎年こんな感じなのか、『笑ってコラえて』の影響なのかはわかりませんが……ひょっとして、今吹奏楽部ブーム?

 

吹奏楽部といえば、映画『スウィング・ガールズ』を見てきました。
ジャズをやる高校生達の話ですが、彼女達が楽器を始めるきっかけが吹奏楽部だったのです。
野球部の応援をする吹奏楽部という図も出て来て、私のツボでしたね。私は子供の頃、高校野球が大好きだったのです。甲子園球児がとにかくカッコよく見えたっけ。高校受験で志望校を選ぶ時、野球部の有無は重要ポイントとなりました。実際自分が高校生になって同じクラスの野球部の男の子を見たら、「あれ? 野球部員っていったって、タダの普通の高校生じゃん、理想と違う……」なんて、夢から醒めてはしまったんですが、それでも野球は大好きなので、野球部の試合は何回か見に行きました。野球部のマネージャーになりたいと思った事もあったけれど、今高校生に戻れるなら吹奏楽部に入って野球部の応援をしたい。もちろんサックス担当で。

 

という感じなので、あれが吹奏楽部の話だとしてもそれはそれで楽しめたと思うのですが「やっぱりスウィング・ジャズは楽しいなぁ」というのが見終わった後の感想です。
ストーリー自体は特に好きな感じではないし(ツッコミ入れたかった所多数)、ギャグなどにも個人的にはそれ程笑えなかったのですが、全てを帳消しにしてくれる音楽がありました。演奏シーンが豊富なのが良かった。
河原で楽器を練習するシーンや、音楽教室に通うシーン、リズムについて考えるシーンなど、共感出来る場面もたくさんありました。管楽器経験者なら楽しめる映画だと思います。そして、練習する気が沸いてくる♪
鞄に入れていたi-Podにはたまたま『シング・シング・シング』や『A列車で行こう』等が入っていたので、そういった物を聴きながら気持ちスウィングしながら帰宅しました(笑)。

 

しかし、あの演奏、吹き替えなしというのにはビックリ。かなり上手なんですよ。撮影に合わせて練習した位であんなに上手くなるものなのでしょうか? やっぱり若いと上達が早いのかなぁ。でも、きっと相当頑張って練習したのでしょう。『スウィング・ガールズ』のボーイズ版とも言える『ウォーター・ボーイズ』の出演者達もすっごいシンクロの練習したってテレビでやってたし。役者さんってスゴイですね。あとはやっぱり「人前で披露する」っていうのがモチベーションになるかも知れない。私は今年の発表会パスしてしまったのですが、来年はまた出てみようかと思っている今日この頃です。

 

◆くだらない事ですが、映画を見ていてちょっと反応してしまった事
主人公の妹が家でやっていたプレイステーションのゲームは『スペースチャンネル5』でした!! あれはホント画期的なゲームで、私は初めてやった時感激してしまいました。音楽好きなら大人でもハマると思われるゲームです。マイケル・ジャクソンもハマったらしく、なんとこのゲームに登場するんですよ。ビッグバンドの音楽が鳴りまくっていて、この映画にもピッタリだと思いました。こんなゲームを小道具に使うとは、ニクいよ。
久しぶりにこのゲームが無性にやりたくなっちゃって、弟に借りてやっちゃいました。

 

|

2004.06.16

暑くなる前に屋外満喫

ツキアイゲノムのページに「最近のマイブームは黒川晃彦さんの彫刻めぐり」とあるのをご覧になった方もいらっしゃるかと思います。1年半ほどの時間をかけてとうとう都内にある彼の「サックスおじさん」の彫刻を全て見て回る事が出来ました。ちょっとした達成感のようなものを味わっています。その勢いで撮った写真をアップしてみましたので、よろしければご覧下さい。アドレスはhttp://www.hi-ho.ne.jp/yumei/Sculpture/index0.htmlです。サックス・ファンにはたまらない魅力的な作品ばかりですよ♪

さて、今日はストリート・ミュージシャンについて書いてみたいと思います。tansu.gif
ストリート・ミュージシャンといえば、ギターをかき鳴らしているイメージが強いのですが、最近はサックス奏者も目にする事が増えてきました。追いかけているという噂もありますが(笑)。最近は、こんな方達を見ました。

★つぼ健さん
ストリート・ミュージシャンって都心でしか見る事が出来ないイメージがあったのですが、私の自宅近辺にも出没するようになりました。しかし都下のせいかレベルは今一でした。足を止めたくなるような人と出会う事はなかったのです。が!! ようやく例外を見つけました。それが、つぼ健さん。今迄に2度遭遇しました。
初回は買い物帰りで冷蔵庫にしまいたい物を持っていたにも関わらず、しばし聴き入ってしまいました。SMAP、さだまさし、ビリー・ジョエルなど洋邦の有名な曲ばかりを取り上げていて、ミーハー心をくすぐる選曲でした。「2度ある事は3度ある?」と期待しましたが、最近見かけません。残念ながらこの人、この地域密着型の人という訳ではなさそうでした。関東を中心に全国各地でストリート・ライブをやっているようです。つのだひろさんのライブなんていう仕事もやっているらしい。また、どこかで見られたらいいな。

★TOMAさん
大江戸線の新宿西口駅で遭遇。
「サックスを吹くヘブンアーティストの方を全員生で見る」というのを目標(?)にしている私は、「新宿西口でヘブンアーティストが時々演奏している」という情報はHPを見て知ってはいました。「そのうちきちんと時間を調べて聴きに行こう」なんて思っていたのですが、なかなか実行に移さず時ばかりが過ぎてしまっていました。
しかし、TOMAさんの演奏を聴いた日はそんな事はすっかり忘れていました。滅多に乗らない大江戸線にたまたま乗って、たまたま降りたら「ソプラノ・サックスの音色が聞こえた」という感じ。ホントに偶然でした。嬉しかった。
ヘブンアーティストといえば都のお墨付きですから上手くて当然。予想通りの素晴らしさです。ただ、こちらは知らない曲を演奏してました。オリジナルかも。馴染みのない曲のせいか、素晴らしい演奏なのに足を止める人はほとんどいません。場所も悪いんだろうなぁ。改札の内側なのです。これから電車に乗る人は急いでいるからまず立ち止まらないでしょう。降りた人がターゲットだと思うのですが、平日の昼間だったんですよ。平日の昼間に新宿西口に行く人って、あまり暇な人とは思えないんですよねぇ。という感じで、長く立ち止まるのは私位(^_^;)。東口だったら、またちょっと違うんでしょうけど。
1人で聴いてるのが何だか恥ずかしかった私はTOMAさんからはかなり離れて立ち、改札で人を待っているような小芝居をしてしまいました(爆)。
それにしても、こんな演奏がタダで聴けちゃうんだから、東京って良い場所だよなぁ。そして、東京にはサックスの上手い人、たくさんいるんでしょうね……。

★ふくびき
サックスとギターのコンビです。吹く人と弾く人で「ふくびき」と言うのだそうです。お馴染みの曲ばかりをチョイスしたサービス精神満点のライブを繰り広げていました。SMAPの曲は複数取り上げてましたね。ストリートでSMAPは定番かしらん。実際、『世界に一つだけの花』とか演ると、足を止める人多いんですよね~。
これは小さいながらもイベントのゲストという感じだったので、前者2人とはちょっと雰囲気が違うかな。アンプ繋げてスピーカー使ってのパフォーマンスでした。音は前者2人の方が良かったような気がするのですが、静かな場所で聴くのと賑やかな場所で聴くのとでは違うからなぁ。府中で聴いたのですが、この日はちょうど日本ダービーの日で、ダービー観戦帰りの人がぞろぞろぞろぞろ通り過ぎて行きました。聴衆の後ろを通ってくれればいいのに、平然とパフォーマーの目の前を歩く人の多い事といったら!! あと、人が密集しているのに、平気で煙草吸ってたり。裸足でサンダル履いてる人のすぐ側で煙草の吸い殻をポイと捨てた人がいたのですが、危うくその生足に当たる所でした。ドキドキした~。火傷しちゃうよ。ああいうのを見ると「競馬ファンはマナーが悪い」と思ってしまう。JRA会員(ファンクラブみたいなもんですね)になる事を検討している私としては複雑です。←G1レースを指定席で優雅に見てみたいんだもん。会員になれば、電話予約とか出来るらしい。

★私(笑)
上記の皆さんに刺激された訳ではありませんが、先月は私も久々に外で吹きました。
河原です。前回と同じ川ですが、違うバス停から行き、ちょっと穴場的な良い場所を見つけてしまいました。人通りが前回よりは数段少なくて、気持ち良く吹けました♪
ただ、人通りが少ないという事は暗くなってくると怖いという意味でもあります。楽しい曲を吹いている時は感じないのですが、『世界を売った男』を吹いていたら、急に不安になって慌てて途中で切り上げてしまった臆病な私です(^^;)。

|

2004.04.04

福田進一×須川展也

「本場の野球、見に行きたいね」という女の子。
「私も、私も!!」と思わせた、東京三菱キュッシュワンのCMの一コマです。(ホント、私も見に行きたいよ~~~っ!!)
そして、あの女の子、今度は楽器屋さんの前で立ち止まり、こんな事を口にするではありませんか。
「前からやってみたかったんだ~」
見つめているのはサックスです。
「習ってみない?」
だって。気が合いそう(笑)。

最近のサクソフォーン生活は順調でした。
うまい具合に音楽練習室の予約が取れ、練習してからレッスンに行け、そうすると1曲を2回位で終える事が出来、次々新しい曲がやれ、レッスンも楽しいという好循環でした。しかし、デヴィッド・ボウイのコンサートの日にレッスンを休み…休み癖が付いた訳ではないのですが、翌週は雨と仕事の忙しさにかまけて休み、その次の週はもともとの定休日で…という事で3週間サックスを全く触らない状態になってしまいました。まずい。次のレッスン大丈夫かな(ドキドキ)。
ticke.gif
この間に面白いコンサートに行って来ました。
福田進一×須川展也×リレー・ガラ・コンサートという物です。
調布市在住の某方が「YAGI節さんが好きだって言っていたのって、須川さんだっけ? あのサックス奏者の人、調布グリーンホールに来るらしいの。行ってみようかしら」なんておっしゃるではありませんか。「えーっ!! 須川さん、最高ですよ。来るんですか? おすすめですよ!!」と大プッシュした後に、「どなたかと行かれるんですか?」と聞いてみると1人で行く予定との事。思わず「ご一緒させていただいていいですか!?」と飛びついてしまったのでした。都下のせいでしょうか、値段も2800円と手頃です。席種はなく全席同一料金でした。「それなら少しでも近くに座って須川さんの指使いやマウスピースのくわえ方などをじっくり観察したい」と思い立ち、予約開始と同時に申し込もうと目論みました。「じゃあ、私がチケット取ります!!」
やる気満々(笑)。

そして……見事、最前列が取れました!!
『ぴあ』などではなく、直接会場のチケットセンターに電話した為、混み合って話中なんて事もなく、すぐに繋がってしまったのです。しかも「どの辺がいいですか? この辺があいてますよ」など、親切に希望の場所を聞いてくれるのです。いぇーい!! ああ、ボウイのチケットもこれ位簡単に取れたらいいのに(^^;)。

sugawa1.gifさて、コンサートの当日。
同行者には先にチケットを渡していたので、特に待ち合わせ時間は設けていませんでした。私は開演の15分位前に会場入りするつもりでいたのですが、会場前は妙にひと気がありません。嫌な予感に襲われて、チケットを確認すると……、
「うわー、もう始まってる~!!!!!!!!!!」
14:00開演なのに、私は何をどう勘違いしたのか、14:30開演だと思い込んでしまっていたのです。ひゃ~、最前列なのに遅刻とは。ああ、情けない。もう帰りたい。いや、帰りたくない(^^;)。

私が入った時は、丁度1曲目が終わった直後のようでした。演奏中だったら中に入れてくれないと思うのですが、MCの最中だったのでなんとか席に案内してもらう事が出来ました。本当にすみません。申し訳ありません。最前列までの距離が長く感じられた事といったら!! 身が縮まりました(>_<)。

ガラ・コンサートという事で、思った程は須川さんの出番はありませんでした。私の聞き逃した1曲目にも登場しなかったようです。メインはギターの福田進一さんという感じ。あとはサックスの須川さんの他にハーモニカ、チェロ、バイオリン奏者が参加していました。これは変わった編成です。「こんな編成でやるのは初めてです」とか「この編成でやれる曲はほとんどない」なんて福田さんはおっしゃっていました(実際この5人揃って演った曲は1曲だけ)。この中のどの組み合わせでも2人だったらいい感じになりそうなのに、確かに5人同時というのは難しそうです。

この日の須川さんは、ソプラノとアルトを吹いていました。相変わらずの美しい音色です。ピアソラやモリコーネを披露してくれましたが、もっと聴きたかったです。とか言いつつ須川さん抜きの『ラスト・エンペラー』も無茶苦茶良かったのですが。西洋の楽器を使って、しかもたったの4人であんな風に再現出来ちゃう事に驚きました。かなり映画の雰囲気に忠実な感じでした。

面白かったのは、かくし芸(?)のコーナー。
ハーモニカの和谷泰扶さんは、チューニングを披露してくれました。
あ、ホントはハーモニカは舞台でちょちょいとチューニングなんて出来ません。しかし、和谷さんは自分の口で音程を変える事が出来ちゃうんです。そういえば、サックスもチューニングはマウスピースの差し加減で行うのですが、上手い人になるとそんな事しなくても吹き方で調節出来てしまうし、それと似たようなもののようです。
ハーモニカの音色も雰囲気あって良いですね~。

須川さんは、スラップタンギングを披露。私のサクソフォーン日記の熱心な読者の方(そんな奇特な方いるのかしらん?)はご存知ですね。打楽器のような音です。
「すごいですね~、サックスでこんな音出るんですねぇ」と福田さんは感心した素振り。もう何度も聴いているだろうに(^^;)。

そして福田さんはギターをひっくり返して裏側で弾くという不思議な事をやっていました。後ろにも弦が張ってある物だとは知らなかった。あれは福田さんのギターが特別なのでしょうか、それともよくある事なのでしょうか???
sugawa1.gif
あとですね、須川さんのファンの方だったらご覧になった事があると思うのですが、度々目にする「啼鵬」というお名前。恥ずかしながら私はこれが読めなかったのですが、福田さんが「この曲は啼鵬さんが編曲していて…」などと、度々MCで口にされていたのでようやくわかりました。「ていほう」とお読みするようです。あぁ、疑問が晴れて良かった。ちなみにこの方、異国風なお名前ですけど日本人だそうです。

帰りにはCDを買った人を対象にしたサイン会がありました。
演奏を終えてサイン会の席に向かおうとする須川さんが、私のすぐ目の前を通りました。あまりにもさり気なく通ったので、「キャーッ!!」という感じではなく、知り合いでも見つけたように「あ」と言ってしまいました。須川さんも知り合いに見付けられたかのように私の方を一瞬見たようですが、赤の他人とわかって、何事もなかったかのように(当たり前ですが)過ぎて行きました。
サイン会では須川さんの前に列を作っている人が一番多かったかな。私は持ち合わせが少なかったのでCDを買う事はせず、サインを貰っている人を指をくわえて(いや、実際にはくわえてないけど)見ているだけでした。

帰りはコンサートと大差無い位の時間(長っ!!)喫茶店でおしゃべりをしてから帰宅。楽しかったです。
今度は東京佼成ウインドオーケストラ(須川さんがコンサートマスターをやっています)のコンサートにも行ってみたいなぁ。

|

2004.03.03

サクソフォーンフェスティバル2003

fes1.gif本当は前回この話について書こうと思っていたのですが、急遽観に行った『思い出を売る男』の興奮がさめやらず(^^;)、ついついそちらが先行してしまいました。という訳で、2ヶ月以上も前の話を書く事になってしまいました。記憶は既に朧気ですが、更に忘れてしまう前に書いてみたいと思います。

サクソフォーンフェスティバルというのは毎年開催されています。2001年に聴きに行った話はこちらにも書いたのですが、今回は23回目らしいです。
イベント自体は半日やっているのですが、前回は早々行って途中退屈してしまったので、今回はお目当てのフェスティバルコンサートというのに合わせて、のんびり会場入りしました。
「国際コンクールで賞を取った人による演奏」というのが今回のフェスティバルコンサートのテーマになっていて、ジュネーヴ国際音楽コンクールで銀メダルを受賞した雲井雅人さん、ロンデックス国際コンクールで第1位を受賞した平野公崇さん、そして昨年アドルフ・サックス国際コンクールで第1位になった原博巳さんの3人が登場しました。
平野さんと原さんの演奏は既に聴いた事があったので、初めての雲井さんが今回1番気になる出演者だったのですが……。

素晴らしかった!!
マリンバの方と2人での演奏だったのですが、これがまた私には新鮮で。すごく面白かったです。雲井さんの音色はとても品がある感じ。この表現はクラシックのサックスを聴いた時にはすぐ使ってしまうので、本当はもう使いたくない言葉なんですが、他に良い言葉が見つからないなぁ。格調高いっていうの? でも親しみやすいというか。ぐぁ~、これじゃ須川さんの演奏を聴いた時と同じ感想になっちゃうよ。うーむ、なんか似てるんだけどちょっと違う。この違いをどう表せば良いだろう? よりアーティスティックというか、いや、そう書くと須川さんがアーティスティックじゃないみたい? うーん、困った。言葉で音楽を表現しようという事にそもそも無理があります。って自分の表現力の無さを棚に上げてみたりして(^^;)。
とにかく、この日聴いた3者の中では雲井さんの演奏が一番気に入りました。3人共それぞれ素晴らしかったので、甲乙は付けられないのですが、取り上げていた曲(Song Book for Saxophone and Marimba)が一番私好みだったんですね。マリンバも凄かったし。
マリンバを担当していたのは女性の方だったのですが、何かに取り憑かれたように、すごい集中して大きく動きながら演奏していたのも興味深かったです。あんな風に演奏する人は初めて見た……。

平野さんは2曲演奏していて、1曲は例のごとく(?)前衛的な感じでしたが、もう1曲はすごくオーソドックスな美しい曲で、「こういうのもお上手なんだ~」とうっとり。そういえばNHKの『名曲アルバム』で平野さんの吹く『ジムノペティ』が取り上げられていて、あれも実に美しかったのでした。何でもござれのオールラウンド・プレイヤーって感じですね。
原さんのイメージは前に聴いた時とほぼ同じ。素晴らしいけれど、私にはちょっと難しい……。

ちなみにこのイベント、パルテノン多摩で行われたのですが、多摩センターの駅からパルテノン多摩に通じる道のクリスマス・イルミネーションが、それはそれは美しかったです。あれだけでも一見の価値あると思います。電飾に彩られたウサギやオウム、カメなど色々あってかわいかったぁ。サンリオ・ピューロランドの最寄り駅という事で、キティちゃん一家の光った人形もありました。カメラを持って行かなかった事が悔やまれる。

|

2004.02.12

思い出を売る男

jiyu2.gif私はアンドリュー・ロイド・ウェーバーのミュージカルが大好きなのですが、中でも特に好きなのが『オペラ座の怪人』です。初めて見たのは1992年の劇団四季版で、その美しいメロディー、派手な仕掛け、そして切ないストーリーの虜となり、とても感動しました。

このミュージカルの主役は、そのタイトル通り「怪人」なのですが、その怪人と対決する美しい青年・ラウル子爵を演じたのが石丸幹二さんだったようです。
「ようです」と曖昧な書き方をしてしまいましたが、実はこの時、ラウルはほとんど私の眼中にありませんでした(^^;)。仮面をかぶらざるをえない程の醜い顔を持ち、皆から忌み嫌われ苦しい思いをしていた怪人に感情移入してしまった私には、裕福で美しく何の苦労もないお坊ちゃまのラウルは「甘いボンボン」としか思えなかったのです。その為、その時はラウル役の役者さんにも全く興味がなく、誰が演じたのか憶えていません。しかし、石丸幹二さんの四季デビューは92年の『オペラ座の怪人』のラウル役だというのです。という事は、ひょーっとしたら、私は石丸さんのラウルを見ているのか???

初めて石丸さんを「石丸幹二さん」と認識しながら生で見たのはそれから6年後の1998年の事。長野五輪の「文化プログラム」での『ソング&バレエ』でした。これに関しては自分のHPの番外の長野五輪のコーナー(http://www.hi-ho.ne.jp/yumei/nagano/ba.htm)にも書いていますが、この時も石丸幹二さんにはまだそれほど興味はなく、「違いのわかる男(ネスカフェ)の人を生で見た」位にしか思いませんでした。「ハンサムな人」とは思っていましたが、なんとなくキザなイメージもあって(だって「違いのわかる男」だなんて)、それ程好きではなかったのです。

そんな私が石丸さんに興味を持ったのは、彼がサックスを吹けると知ったから(^^;)。
某サイトでその音色を聴く事が出来たんですが、かなり上手いんです。そんな彼が『思い出を売る男』というお芝居でサックスを披露するという情報を得たのは、そのしばらく後の事でした。

「観たいなぁ」とは思いつつも、「お金ないし」と諦めかけていました。そんな折(今年のお正月)、NHK衛星で劇団四季の『異国の丘』が放送されました。そこで石丸さんは主演していたのですが、インタビューに答えたり、新しく出来た四季専用劇場・自由劇場の劇場紹介までしていました。自由劇場がいかに素晴らしい劇場かを話している石丸さんはとても素敵で、私の目はすっかりハートに。気付いたら、「あぁ、自由劇場へ行きたい。石丸さんを生で見たい。『思い出を売る男』、やっぱり観たい~!!」と熱望していました。

チケットはすでに売り切れだった為、それから私のヤフー・オークション・チェックの日々が始まりました(^^;)。そして、そんな執念(?)が実り、見事定価割れのチケットをゲットする事が出来たのです。4000円で落札。バンザーイ!!
jiyu.gif

という事で、前置きが長くなってしまいましたが、劇団四季の『思い出を売る男』を観て来ました。
石丸さんがおっしゃっていた通り(笑)、確かに自由劇場はとても素敵な劇場でした。まずエントランスやロビーがとてもお洒落。「これからお芝居を観るんだ」という高揚した気分をさらに盛り上げてくれます。それでいて、いい感じに落ち着ける雰囲気でもある。日常を忘れさせてくれるような空間でした。ただ、客席は窮屈な感じ。前の席との間隔はあまり無いです。まぁ、ステージを近くに感じさせる為の配慮だと思うので、あまり文句は言えないのですが。小劇場という感じですね。客席数は少ない(500位だったかしらん?)ので、「四季の役者さんは遠目でしか見た事がない」という人にはおススメかも知れません。←でもここではミュージカルはやらないみたいですね

石丸さんは、サックスを吹きながら劇場内の通路を歩きながら登場しました。客席のすぐ横を歩くんですよ。しかもその音色が無茶苦茶キレイ。切なくも美しいメロディーで、私は冒頭から泣きそうになってしまいました。
「サックスやオルゴールを使って、人々の思い出を呼び覚ます」というのが彼の役だったのですが、本当に素敵だったなぁ…。「上手な人のサックスは、伴奏がなくても良いものなんだ」と思い知らされました。あんな風に吹けたら、練習も今の何倍も楽しくなりそうです。主人公はサックスで人を勇気付けたり、淋しい思いを紛らわせてあげたりしていましたが、「あんな商売が実在したら、私もやりたい」と思ってしまうような、憧れのスタイルでした。

印象に残っているセリフに「人間、不幸になった時は昔の懐かしい思い出が何よりの生き甲斐」という物がありました。過去が良くても現在が不幸だと、逆に惨めな気分になりそうな気がするし、過去の思い出にばかり浸っているのはどうかと思うけれど、悪い思い出よりは良い思い出が沢山あった方がいいか。で、良い思い出を作る為に、今日を充実させていければ幸せな人生になるのかな?

それにしても石丸さんのサックスが上手すぎるので不思議に思い、帰宅後ネットで色々調べてみました。すると、なんと石丸さんはプロのサックス奏者になる為に東京音大で3年クラシック・サックスを勉強していたそうなのです。上手い筈だ(ちなみに私のサックスの最初の先生と二人目の先生が共に東京音大出身でした)。
その後、東京芸大に転校して声楽を勉強したそうです(ちなみに四季のラウル役を射止めたのは在学中との事)。
なるほど、「クラシック・サックスをやっていました」という感じの上品な音色でした。寂れた裏通り(という設定)には似つかわしくない程凛とした音で、そのミスマッチさがまた心を打ったように思います。

|

2004.01.18

渡辺貞夫さん

2004年最初の自主練習をしました。

一番乗ってしまったのは、前回書いた『イージー・ジャズ・コンセプション スタディー・ガイド』での練習。スナイデロさんのお手本をヘッドホンで聴きながら合わせて吹くのです。「吹きたいように吹く」というのは別の曲で練習しているので、この教本で練習する時はもうとにかくひたすら真似に徹しています。といっても、なかなか同じようには出来ないのですが(そりゃ当然か)。
今日練習した曲では、同じ四分音符なのにテヌートが付いている物と、マルカートが付いている物両方出て来るので、そういった事を出来るだけ意識しながら吹いてみました。

今迄の自主練習は伴奏無しでやってきたので(カラオケ・ボックスを除く)、ヘッドホンでとはいえ、伴奏を聴きながらの練習は、新鮮で楽しかったです。気分だけは精一杯スウィングして、その気になって練習しちゃいました。気分はすっかりジャズ・プレイヤー(笑)。
siseido.gif
閑話休題、
昨年の12月13日、渡辺貞夫さんの「A Ballad Night」というコンサートに行って来ました(あぁ、早いものでもう一月も経ってしまった…)。

私が最初に知ったジャズ・プレイヤーといえば、マイルス・デイビスでもチャーリー・パーカーでもありません。渡辺貞夫さんでした。小学生の頃、資生堂のCMで流れた『カリフォルニア・シャワー』を聴いて、「なんてカッコいい曲なんだろう!!」と憧れたのが最初です。それ以来、「ジャズ=渡辺貞夫さん」というイメージが頭にこびりついてしまいました。あれから○年……。ようやく、あのナベサダさんの演奏を生で聴ける日が訪れたのです(感動)。
協賛は資生堂。この両者の関係はずっと続いているのですね~。会場には資生堂のポスターが貼ってありました。いくつか質問が書いてあって、どの程度音楽を愛しているかをチェックするような物でした。ちなみに私は「音楽を聴く時間がテレビを見る時間より長いか」という質問に対する答えが「ノー」だったので、「音楽好き度」は満点にはなりませんでした。ちょっと無念。

舞台に登場した渡辺貞夫さんを見ての第一印象は「年とっちゃたなぁ」という物でした。パリッとしたスーツを着ていらっしゃるのですが、歩き方とか佇まいがなんとなくお年寄りのようなのです……。しかし、サックスを吹き出した途端にそんなイメージは吹っ飛びました。若々しいのですよ!! 音に弱々しさなんて微塵も感じられません。調べてみると渡辺さんは1933年生まれだそうです。え、70歳越えていらっしゃるの? それであの演奏? 信じられない。すごい、さすがだ。さすがは「世界のナベサダ」だぁ!!(ソニー・ロリンズもすごいですね)

音はとてもキレイでした。オーチャードホールというのも良かったです(いい具合に鳴るんですよね~)。常日頃絶賛している須川さんのような繊細な音色ではないのですが、余裕があるというのかな、聴いていてなんだか安心感がありました。子供の頃から親しんでいた(繰り返し聞き込んだというのとは違いますが)から、安らぐ感じがしたのかな? サックスを習うまでは、私にとって渡辺さんの音色こそがアルト・サックスの音色だったのです。
その音色、『カリフォルニア・シャワー』の頃より今回の方が数段美しく響いて聞こえました。生だからか、奏法が変わったのか、曲のせいか……理由はわかりませんが、とにかく、CDで聴くよりも美しかったです。

ただ……出来れば私に衝撃を与えたあの名曲『カリフォルニア・シャワー』も生で聴いてみたかったなぁ。『カリフォルニア・シャワー』のみならず、私が知っているオリジナル曲をやってくれなかったのが残念でした。最近の渡辺さんの曲は全く追いかけていなかったので、反省……。
watanabe.gif
前半はブラジル人のバック・ミュージシャンと共に、後半はストリングス(バイオリン+ビオラ+チェロだったかな。それぞれの本数も暗記した筈なのに既に忘れてしまいました)を交えて、心温まる佳曲の数々を披露してくれました。あの雰囲気に、『カリフォルニア・シャワー』は合わないか。
でも『マイ・ディア・ライフ』位は吹いてくれても良かったんじゃぁ……(ぼそっ)。
↑の写真は会場で配られていたお土産

|

2003.12.26

新しい教材

boss.gifレッスンでサブ・テキストを使う事になりました。『イージー・ジャズ・コンセプション スタディー・ガイド』という物です。
このテキスト、ジム・スナイデロという人が作っているのですが、この人が実際演奏しているCD(勿論伴奏入り)が付いています。で、それを真似しながら合わせて吹く練習を取り入れる事になりました。先日やった1曲目なんて、そんなに難しい曲ではないのに、スナイデロさんや先生が吹くと本当にジャズっぽくカッコよく聞こえるんですよ。勉強になります。あ、この人、教本作ってるだけではなくて、演奏活動もやっていて、普通の(?)CDも出しているそうです。「ジム・スナイデロ」でヤフー検索してみたら、ちょっと笑える記述がありました。何でも、ジャズ愛好家の集まりで初対面の人に「どんなジャズが好き?」と聞かれたら、「バーガンジにスナイデロ」と言えば一目置かれるんだそうです。きゃはは。ホントか?

さて、最近は図書館のジャズCDを聴き倒す(?)事に躍起になっていた私ですが、「自分へのクリスマス・プレゼント」という事にして、久々にジャズCDを3枚購入しました。その3枚とは下記の通り。

★Saxophone Colossus / SONNY ROLLINS
「サックス・ファンだったら、一応持ってた方が良いのかなぁ」と思って、なんとなく(^^;)。
★Left Alone / MAL WALDRON
タイトル曲がとてつもなく好きなくせして、アルバム通して聴いた事は恥ずかしながらなかったのです。図書館にもどういうわけか、置いてなかった。
そして、3枚目。これについては書きまくりたいっ!!

★Ken Burns JAZZ Collection / Herbie Hancock
かつて『ウォーターメロン・マン』を聴いて、「あのアレンジはあまり好きじゃない」というような事を書いてしまいましたが、違うヴァージョンが存在する事を知り、それだけを目当てに買ったハービー・ハンコックのベスト盤。で、お目当ての『ウォーターメロン・マン』、最高でしたぁっ!!!!!! こんなカッコいいヴァージョンがあったんですね。っていうか、こっちの方がオリジナルなのでしょう。テナー・サックスとトランペットの合奏で始まり、トランペット・ソロ→サックス・ソロ→ピアノ・ソロと続き、最後はまた合奏。やっぱり、アレンジって大事ですね。以前聴いた物とはまるで別物です。
無茶苦茶魅力的なテナーは、なんとデクスター・ゴードンでした。今迄聴いたデクスター・ゴードン名義のどの曲よりも、こっちの演奏の方が気に入っちゃった。あ~、もう、こんなカッコ良い物を聞かずして、「レッスンで使ったカラオケ・ヴァージョンの方が」なんて書いてしまった私はどうすればいいんだ~(^_^;)。7分を越える長い曲ですが、全く長さを感じませんでした。のみならず、続けて3回も聴いてしまった。3度目は部屋の灯りを消して、ボリュームをちょっと大きめにして思いきり浸りました。トランペット・ソロに耳が慣れて来た頃に右のスピーカーからサックス・ソロが始まる辺りは「来た来た来た~っ!!」って感じで燃えます。くぅ、好き好きっ!!
あとですね、無茶苦茶情けない事を告白しますと"Rockit"が入っていた事に衝撃を受けました。「こ、これって、ハービー・ハンコックだったんですか」と(^^;;)。
『ウォーターメロン・マン』は知らなくても「古い曲だしね~」と言い訳も出来るのですが、1983年の"Rockit"は私にとってばりばりリアルタイムです。そして今迄何度聞いたか、数え切れない。にも関わらず、ハービー・ハンコックの曲だとは知らなかったんです。ちょっとブルー。

さて、明日は渡辺貞夫さんのコンサートに行って来ます。
私がサックスに興味を持つきっかけになった人ですが、意外にも生で見るのは初めてです。アフリカ音楽などにはそれ程興味が無かったのですが、今回はバラードのコンサートという事なので、行ってみる事にしました。楽しみです~♪

|

サクソフォン鑑賞(2003.10-11月)

最近生で聴いたサックス演奏について書き留めておきます。

★10/24 阿佐ヶ谷ジャズストリート
ジャズ・フェスティバルのようなイベントです。阿佐ヶ谷の街中のあちこちでジャズのイベントが催されていました。貧乏な私は無料の物だけをチェック(^^;)。こんなアーティスト達を見ました。

◇竹内郁人カルテット
オーソドックスなモダン・ジャズ。ラストでは女性奏者も飛び入り(いや、本当はお約束なのでしょうけど)共演。「アルト2本の共演」というのを生で見たのは初めてだったので、興味深かったです。

◇小菅敏朗クインテット
サックスとトランペットという編成が、これまた生で見るのは初めてだったので興味津々だったのですが、ヴォーカルが今一好みではなかったので(私のヴォーカルの趣味は変わってます)、ちょっとしか見ませんでした。

◇羽根淵道広カルテット
フュージョン系。いや~、「タダでこんな素晴らしい物聴いてしまって良いんでしょうか?」っていう感じ。もう最高!! どちらかといえば、ゆったりしたバラード風の曲が多かったかな? テナー・サックスの低音が実にのびやかで美しい。「やっぱりテナーはこうでなきゃ」と思いました。無理して高い音出すのって、あんまり好きじゃないもので。オリジナル曲もキャッチーで、1回聴いただけで覚えてしまう物もありました。作曲能力も優れていそうです。
私が見た日はラストに"JUST THE TWO OF US"もやったんですが、このヴォーカル(キーボード担当ですが、これではボーカルを取っていた)がビル・ウィザースそっくりで驚きました。で、この曲での羽根淵さんのサックスがまた、グローバー・ワシントン,JR顔負けの素晴らしさ。参りました。すごいです、このカルテット!!

★11/9 アマリリス合奏団ama.gif
アマチュア団体(団員の皆さんは他の仕事をお持ちのご様子)ですが、実力派揃いといった感じでした。アマチュアだというのに、中に1人、見覚えのある方がいらっしゃいました。フルートとピアノと打楽器を掛け持ちでやっている方。以前、どこかの吹奏楽団(東芝かNEC)で目にして、「打楽器って、幾つもの楽器を掛け持ちして大変だなぁ」と思い、印象に残っていたんです。絶対同じ人だぁ!! あと、某掲示板で私のコメントにレスを付けて下さった方が、この合奏団の方である事が後で判明しました。しかし、顔はわからない~(^^;)。
サクソフォン四重奏が2組あって楽しめました。あと面白かったのがフルート。バス・フルートとか、アルト・フルートとか、初めて見ました。変わった形してましたよ~。そんな物が存在する事すら知らなかったので勉強になりました。

★11/16 サパトス
都公認のヘブン・アーティスト。サックスとギターの2人組です。神宮外苑のイチョウ祭りに出演していました。お祭りのせいでしょうか、一般ウケしそうな曲の大サービスで、ミーハーな私は大喜び。特に『すべてをあなたに』などはたまりませんでした♪

最近図書館から借りたCDはこんな感じ。
★デクスター・ゴードン『THE BLUE NOTE YEARS』
ようやく返却されていた(笑)。
★ケニー・ギャレット『SONGBOOK』
この所、大昔のジャズばかり聴いていたので、これは新鮮に聞こえました。音も良かったです。
★リー・コニッツ『MOTION』
★ソニー・ロリンズ『ベスト・セレクション』

そして、ついにオムニバスにも手を出すようになってしまいました。
★『Portrait in Jazz』(ユニバーサル版)
★『Portrait in Jazz』(ソニー版)
和田誠さんと村上春樹さん監修のオムニバスCD。村上春樹さんのライナーが面白かったです。村上春樹さんがジャズ喫茶やっていたなんて、皆さん、ご存知でした? サックス以外の曲も魅力的な物が多く、とても楽しめました。
★『ニュー・アダルト・コンテンポラリー・ベスト・セレクション』
フュージョン系。これはかなり気に入りましたが……ちょっとミーハーかも(^^;)。
★『The Best of the Jazz Saxophones,vol.2』

うーむ、まだビビビビビと来る衝撃的なジャズ・アルバムは見つかりません。まだ聴き方が甘いので、後にこの中から生まれるかも。

|

AS TIME GOES BY

ようやく『マイ・フェイバリット・シングス』が終わりました。あぁ~、長かった。最後にノーミスで吹き終えた瞬間、思わず「やったー」と言ってしまいました(^^;)。やれやれ。
次の曲は『時の過ぎゆくまま』。あ、沢田研二さんじゃないですよ。映画『カサブランカ』のテーマ曲です。Gacktさんが出ているフジカラーのCMソングと表現した方がわかりやすいのかな?

「この曲はちょっと難しいですよ」と先生。
とはいうものの、この曲はト音記号の横に調号が全く付いていないのです。そんな曲をやるのはどれ位ぶりだろう? テンポもそれ程早くないし、内心「これなら楽勝ですよ」と思っていました。
最初は先生と一緒に楽譜通りに吹いたのですが、その後「好きに吹いていいですよ」と言われました。私は頭の中で鳴っている『カサブランカ』のイメージで吹きました。誰のヴァージョンだかはわからないのですが「『カサブランカ』といえば、こんな感じでしょ」という物が頭の中にあったのです。この曲は色々な人がカバーしているのですが、たとえば前述のフジカラーのCMのヴァージョンは私のイメージの物とかなり近いです(ブライアン・フェリー版)。歌うように気持ちよく吹いてしまいました。
しかし、途中のブリッジの部分で私のイメージはパタッと消えました。「あれれ、『時の過ぎゆくまま』にこんなメロディー出て来たっけ? 記憶にないぞ」という感じ。イメージがなければ、ただ楽譜を追うしかないのですが、ここでつまずいてしまったのです。
「あれっ、音符の数が合わない? リズムが合わなくなっちゃった。わ、わけわかんないぞ~」
riversax2.gif
知ってる曲をやる事が多かったので、あまり露呈はしなかったのですが、実は私は譜読みが得意ではないのです。そしてよく見ると楽譜の上には例のマークがあったのです。例のマークとは、私が「スウィング記号」と勝手に名付け、密かに忌み嫌っているマークの事。以前にも書いた通り、このリズムはどうもよくわからないんですよ。でも、何曲かやってきてわかった事は、「この記号が出て来た時は適当に吹いても許される」という事(爆)。今回も「好きに吹いて良い」と言われたので、私の頭の中にある断片的なヴァージョンを整理して完全にしようと思い立ちました。しかし、これが意外に難しい作業だったのです。

まず自分の所有CDをチェックしたのですが、私が持っている唯一の『時の過ぎゆくまま』の音源は、映画『めぐり逢えたら』のサントラに入っている物でした。そして、これは私のイメージとは全く違うヴァージョンだったのです。
次に図書館に『カサブランカ』のサントラを借りに行きました。しかしあいにく見つからず、仕方なく映画音楽のオムニバスCDを借りてきました。が、それはオリジナルそのままではなくて、別のアーティストが勝手に演奏し直しているヴァージョンが入っていたのです。うわーん、こんなんじゃない筈だぁ。

次にビデオを引っ張り出してみました。私の大好きなフィギュア・スケート選手が『カサブランカ』をテーマにした演技をした事があったからです。
しかし、久々に見るリレハンメル五輪のカート・ブラウニング選手の演技中に流れていたヴァージョンは、微妙に違うヴァージョンのようなのです。あれれ?

最後の頼りはネット検索です。試聴出来るサイトを探しまくりました。しかし、あの有名な冒頭のメロディーを聴く事は出来ても、大抵あのブリッジに行く前に終わってしまうのです。その先が聞きたいんだってばっ!!
CMで使われた部分も冒頭部だし、耳にするのは大抵前半の部分なんですよね。だから、ブリッジ部分は記憶になかったんだなぁ。
気分は「生茶」の松嶋菜々子さんのCM状態。ほら、あれって、♪ツッパる事が男の たった一つの勲章~たらららららたららららら~行ってみたいと思いませんか……なんて無茶苦茶歌ってるじゃないですか。「一番有名な部分しかおぼえていない」という設定だと思うんですが、そういう事ってよくあるんですよね。最初に有名なフレーズが来ちゃうと、ブリッジ部分は軽視されがちになってしまう……。

探した挙げ句に私のイメージとかなり近いヴァージョンで、記憶になかったブリッジ部分まで聴けるサイトを見付けました。それは自分で作ったMIDIファイルを公開しているサイトでした。「あぁ、そうだ、そうだ、これよ、こういう感じよ、いやぁ、助かった」と大喜びな私。かなり、いい感じで編曲してありました。何回か聞いた後に自分でも口ずさんでみたりして、吹き方を検討してみました。うん、なんかちゃんと吹けそうな気分になって来ました♪
でもあのサイトって、著作権とか大丈夫なのかしらん???

|

最近聴いたジャズ・アルバム

東京JAZZ後、暇さえあればジャズを聴くようになってしまいました。「ジャズの事をもっと知りたい」という欲求が生じたせいなんですが、他にも理由があります。
それは、「お気に入りのサックス奏者を見付けたい」という物。
クラシック界では須川展也さんという超フェイバリットを見付ける事が出来ました。しかし、ジャズ界ではそこまでのお気に入りがいないのです。
強いて挙げれば、渡辺貞夫さん、ケニーG、本多俊之さんという所ですが、須川さんやデビッド・ボウイに対する思いと比べると全く弱いものです。「サックスといえばジャズ」と言える程メジャー楽器であるのに、そのジャンルでの「私のアイドル」を見付ける事が出来ないというのはちょっと寂しい。「ジャズ界には偉大なサックス奏者が沢山いるんだから、もっと私の心を掴む人がいる筈だ」という予感に従って、スカウトマンのように魅力的な人を発掘するという意欲に燃え始めてしまいました(笑)。
幸い近所に視聴覚資料の充実した図書館があるので、借りまくっています。東京JAZZ以降に聴いた作品は以下の通りです。

★ジョシュア・レッドマン『タイムレス・テイルズ』
素敵な演奏もあるのですが、やはり生の方が良かったなぁ…。

★アート・ペッパー『アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション』
★アート・ペッパー『アート・ペッパー・カルテット』
★マーティ・ペイチ『マーティ・ペイチ・カルテット~フィーチャリング・アート・ペッパー』
クラシック指向だったサックスの先生が、ジャズにハマるきっかけとなったのがアート・ペッパーとの事だったので、チェックしてみました。
『ミーツ・ザ・リズム・セクション』は、あまりにも有名な一枚なので基本として聴いてみる事にしました。
後者の2枚は先生のお薦め。ジャズ・ファンの間では「タンパの2枚」と呼ばれているのだそうです。タンパというのはレーベル名です。
3枚とも時期はあまり変わらないのですが、『…リズム・セクション』だけ不思議な位音が良くて、びっくり。これは、オーディオ装置をチェックする時によく使われるアルバムなのだそうです。そういえば、昔買っていたFM雑誌にオーディオやカセットテープの試聴などのコーナーがあって、このジャケットが載っていたような。
3枚とも軽快でお洒落な感じです。とても聞きやすかったです。
riversax.gif
★オーネット・コールマン『ダンシング・イン・ユア・ヘッド』
★オーネット・コールマン『ゴールデン・サークルのオーネット・コールマンvol1』
前者を聴いた時にちょっとした衝撃を受けました。
これ、なんと3曲しか入っていないんですが、そのうち2曲が同じ曲なんですよ。
1.Theme from a sympony(Variation one)"
2.Theme from a sympony(Variation two)"という具合。そしてこの2曲で20分以上という長さ。何なんでしょう。知らずに借りてしまったので「うわっ、変なもん借りてきちゃったなぁ」と思いました。しかし、これがすごく面白かった。チンドン屋を連想させるようなちょっとユーモラスなフレーズがどんどん展開していく様には何だか心踊らされました。その場にいたら、私も繋げてアドリブやりたくなっちゃうようなそんな感じ。アドリブ嫌いな筈の私ですが、これと本多さんのせいで、ちょっとアドリブに対する感覚が変わってきました。

★ウェイン・ショーター『ザ・ベスト・オブ・ウェイン・ショーター』
名前の通り、ベスト盤です。「黒魔術的」という宣伝文句に心魅かれましたが、こういうの「黒魔術的」と言うのでしょうか? うーむ、よくわからない…。

★エリック・ドルフィー『アーティストリー・イン・ジャズCD』
ベスト盤なのかな? サックスを期待して借りたのに、3曲がバス・クラリネット、1曲がフルートでした。悪くはないのですが、ちょっとがっくり。

(番外)ディジー・ガレスピー『コンパクト・ジャズ』
サックスじゃありません。トランペットです。
サックスの先生がデクスター・ゴードンがお好きと言っていたのですが「DG」という頭文字しか覚えられず、間違ってこれを借りてしまいました(爆)。
でも、瓢箪から駒というか、すごくカッコ良かったです。聴けて良かった。借りたいと思っているデクスター・ゴードンのベストはずーっと貸出中になってます。同じ人が借りっぱなしにしているのか、次から次へと借り手が付いているのかは不明です

という感じなんですが、まだ須川さん並のお気に入り奏者は見つかりません。
この中ではオーネット・コールマンが一番面白かったかな。また、今後も発掘作業(?)に勤しみたいと思います。

|

より以前の記事一覧