1998.02.22

長野五輪閉会式

閉会式会場の南長野運動公園は篠ノ井駅から徒歩40分の所にあります。
バスで行っても20分は歩かなければならないというので歩く事にしましたが、とにかく遠くてぐったり……けれども、会場が見えてくると途端に元気になってしまう私でした。

Mos入場の際にはボディ・チェックが行なわれました。ジャンプ会場やアイスホッケー会場ではなかった事です。
カメラ・時計・双眼鏡などはあらかじめ渡されたビニール袋に入れてから入場というやや面倒な作業を行わされました。

ちょっと立派なパンフレットと電池で点灯する提灯を貰い、会場に入ったのは開始の1時間近く前。ちょうど本番用の練習の真っ最中でした。『故郷』を本番で合唱するとの事で練習していたのです。「電池がなくなっちゃうといけないので、途中で提灯をつけないように」なんていう指示も受けました。

そうこうしているうちにいよいよ本番です。まずは選手入場。開会式と違って各国の旗手がかたまって入場して来ます。あの中にスピードスケートの清水選手がいる筈ですが……肉眼では残念ながらわかりません。

そして祭り。華やかです。とても綺麗で見とれました。ただ獅子舞が体が大きい割に顔が小振りなので遠目からの迫力には少し欠けたかな。

Hei2次にオリンピック発祥地であるギリシャ、今回の開催国であった日本、そして次期開催国のアメリカの国旗掲揚・国歌演奏が行われ、オリンピック旗の授受のあと、次期開催都市ソルトレイクシティのプレゼンテーションが行われました。馬車が駆け抜け大変な迫力です。それまで比較的静かだった場内がこの時は沸きました。「4年後の開会式はさぞかしエンターティメント性にあふれた大がかりな物になるだろうなぁ」なんて思わされるものでした。

続いてNAOC副会長とIOCのサマランチ会長の挨拶。
この頃になると、寒さが身にしみて、体が固まって凍り始めて(?)いた私です(^^;;)。選手もそうだったのでしょうか、サマランチ会長の挨拶の時に選手席でウェーブが巻き起こりました。あれは別にサマランチ会長の言葉に盛り上がっていた訳ではなく、寒かったから体を動かしてただけじゃないかという気がするなぁ(笑)。

そしてオリンピック旗が降ろされ、聖火が消えました。と、同時に杏里さんが登場して『故郷』を歌います。ああいう歌を得意とする人ではないと思っていたんですが、とても美しい歌声で「結構うまいじゃん(失礼)」なんて感動してしまいました。 ここで持っていた提灯の灯りを付けます。

Hei1

この写真ではあまりよくわからないかも知れませんが、照明を暗くした中、何万もの人々が一斉に灯りを付けた様は幻想的でそれはそれは美しいものでした。そこに流れる『故郷』。本当に素晴らしかったです。3番は客席の人達も加わっての合唱。こんな歌を歌ったのは小学生の時以来でしょうか。しかしいい歌ですね。

歌い終わったあとに司会の萩本欽一さんが、「私たちのふるさとは地球です」と言いました。そう、世界中の人々にとって、故郷は地球なんですよね。「私たちのふるさとは……」と欽ちゃんが叫びます。照れ臭いながらもほとんどヤケになって(笑)「地球!」と合いの手をいれます。
今度は英語です。「Our home is……」「earth!」。
で、次はフランス語、紙を見ながら欽ちゃんが「私たちのふるさとは……」とフランス語で言いますが……誰も応じられなかった……(^^;;;;)。
とはいえ、『故郷』の歌は本当に心に染みました。

ちょっとしんみりした空気を破るように今度は花火が上がります。数分前まで寒さのあまり口もきけない程だったのがウソのように大騒ぎしてしまった私です。いや、本当にすごい花火でした。時間はたったの8分間でしたが、その間に大変な数の花火が打ち上がりました。こんな盛大な花火を見る事はもう2度とないでしょう。

そして最後はAGHARTAによる「ILE AIYE~WAになっておどろう」でフィナーレ。この曲は全く練習していませんが、皆総立ちで歌って踊りました。提灯振りながら(笑)。
もうとにかく楽しくて、オリンピックが終わってしまうという寂しさが吹き飛んでしまう程でした。この曲は五輪のプレ大会などからあちこちでずっとかかっていたのですが、外国人にもウケがいいようで、この曲に合わせて旗を振る人などもよく見かけていましたが、案の定閉会式でも大変盛り上がりました。いい閉会式だったと思います。生で見れて本当に良かった!

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1998.02.05

ボランティア13日目(最終日)

快晴。
仕事をしながら見える外の景色がとても美しく、思わずしばしば見とれる。
山の線がくっきり見えて本当にきれいだったなぁ。

いよいよ、仕事も最終日。
何が楽しかった……なんて事もないのだけれど、とても淋しくなってしまった。
責任者のIさんは「今日が最後です」と言ったら、VISAのピンバッジをくれた。
Iさんは、普段はちょっと恐いんだけど、仕事以外の時はとても優しい顔をしてくれて、何だかじーんときてしまった。
大して役に立たなかったどころか、足でまといだったような感もなきにしもあらずだけれど、最後に「ありがとう」とか言われて、本当に嬉しい。楽しい事ばっかりじゃなかったけれど、やっぱり来て本当に良かった。
シャトルバスを待っている間、1人で泣いてしまった。
バスからは夕焼けというか、山が一部紫色に染まっているのが見えて、とてもきれいだった。まさに後ろ髪ひかれる思いで、振り返ってばかりいた。もうオリンピックが終わってしまったかのような寂しさだった。どうして物には終わりがあるんだろう……

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1998.02.03

ボランティア11日目・12日目

(11日目)
午前中はオフだったので、長野市立博物館へ行く。

13:00頃MACに行くと、フィギュア・スケートの本田選手がいてびっくり。
サインをもらい、皆で一緒に写真を撮ってもらう。

Honda Autograph

浮かれていたら、何とその前の日にはフランスの選手達が来たんだとか。同室の人はコートに沢山サインを貰っていた。松本観光なんてしてる場合じゃなかったのかぁ。

(12日目)
随行坊でのぞきがあったとかで大騒ぎ。N社の社員がやったらしい。
何となく、あるんじゃないかと予感はしていたのだけど的中。藤屋に移って良かった……。
もっとも藤屋でもボランティアのジャケットが盗まれたなんて話があったらしい。さらに記念館では下着泥棒があったとか(>_<)。本当に毎日色々な事があるし、色々な話を聞くなぁ。

ボランティア期間も残り僅か。
この日は遅番だったのだけど、帰りのバスに乗りながら「この時間のバスに乗るのも今日で最後なんだなぁ」と妙にしんみりしてしまう。

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1998.02.01

ボランティア10日目(休日)

前夜の就寝が遅かった為、やはりというべきか爆睡。
朝、気づいたら、既に同室の人はいなかった……。9:00位だったかな。
食堂に行っても誰もいないので、食べずに出かける。

自分の仕事は休みだったので、松本まで足をのばし、松本城・開智学校などを見学。
松本城の堀の水鳥をぼーっと眺めて時間を過ごしたり、のんびりする。
しかし、手袋を落としてしまう。
なくしたり、忘れたり、落としたり、壊したりした物が、なんと多い事だろう。
改めてこの性格をなんとかしたいものだと思う。

映画パンフレット 「ハンガー」 監督 トニー・スコット 出演 カトリーヌ・ドヌーヴ/デヴィッド・ボウイ/スーザン・サランドン/クリフ・ド・ヤング帰りに松本で駅弁を見たら食べたくなり、思わず購入(アルプス弁当)。
藤屋旅館で『Hey Hey Hey』を見ながら食べる。

そうそう、なんと長野の『WALK』内の『WAVE』で中古の『ハンガー』のパンフを入手。まさか、こんな物を手に入れられるなんて……。長野に来て良かった(笑)。

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1998.01.31

ボランティア8日目・9日目

〈8日目〉
今日も雪。ただし午後には止む。
帰りにうろうろしていたら、タワーレコードを発見。
MDを壊してから音楽に飢えていたので何だか妙に嬉しい。ブライアン・アダムスの"18 til I Die"が試聴機に入っていたので大喜びで聴く。幸せな一時だった……

〈9日目〉
仕事の帰りにMさんとオリンピック・プリクラを撮る。コダックの店でピンバッジがたくさん飾ってあって何だか欲しくなる。ピンバッジが外国で流行っているのは知っていたけれど、どこがいいんだか疑問だったのに、雰囲気というのは恐いものだと思う。ボランティアの間でもちょっとピンバッジはブームになっているし、専門店もあるし、集めたいような気分になってしまっている。

Fujiyaこの日から宿舎が藤屋旅館へと変更。
荷物を取りに随行坊へ行くと、元同室の人達がカラオケに行くというのでご一緒させてもらう。『Heart and Soul』『スリル』なんかを歌った。
AM1:00過ぎ位まで歌っていたら「閉店です」とのTELが入り、やむなく中断。延長しそうな勢いだったのに。
夜中にこっそり旅館に戻ったのはいいが、夜中だというのに迷う。どうしようと真っ青になるも、『特命リサーチ』でやっていた通りランドマーク(?)として部屋の前にかかっていた絵を目印にしていたので何とか辿り着く。部屋には番号が付いていたので、それをおぼえとくんだったと後で気付く。しかし、どこまでいっても方向音痴だなぁ……おまけにパジャマを随行坊に忘れる。ガーン。

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1998.01.28

ボランティア5日目・6日目・7日目

〈5日目〉
朝は大雪でびっくりしたけれど、昼には晴れる。が、晴れても結構寒かった。
仕事は前日に比べれば若干流れがわかっていくらか居心地が良くなる。結構忙しい。
同室の人が1人増える。

今迄随行坊には女性しかいなかったのに、この日から男性も泊まるようになった。お風呂場の戸を開けている人がいてドキッ。びくびくする。

Ca〈6日目〉
午後からの仕事だったので、ちょっと観光しようと思い小布施に行くも、時間がなくて小布施ミュージアムにしか行けなかったのが残念。

〈7日目〉
善光寺の裏にある山からの眺めがきれいだというので、ちょっと昇ってみる。確かにきれい。坂道の所に滑り止め用の塩化カルシウムがあったのにはびっくり。

部屋に高校の英語の先生という人が新たに加わる。

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1998.01.26

ボランティア3日目・4日目

<3日目>
Zui初転びをする。
バス停に行く迄の道が凍ってツルツルだったのだ。
体には大して衝撃はなかったのだけれど、MDが衝撃を受けたのか、パタッと音が聞こえなくなってしまう。すごいショック。

今日から新たに1人増えて3人部屋となる。4人の日もあるという噂だけれど、本当だろうか……この部屋に4人も寝られるのかちょっと不安。

<4日目>
仕事が忙しくなってきているようで職員の皆さんはちょっとピリピリしているみたい。
わからない事があっても尋ねにくいし、ちょっと辛い雰囲気。
が、「とばっちりがそっちにいっちゃって申し訳ない」みたいに謝られて恐縮。こちらこそお役に立てなくて申し訳ない……。
なんだか、帰りたい気分になってきた……。

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1998.01.25

ボランティア2日目

朝は8:00に起床。
朝食付きでメニューはハム、焼き海苔、ひじき、味噌汁といった感じ。
生卵もあったけれど、それは残す。

Mac仕事は10:00~16:00までの予定だったけれど、きりが悪くて18:00近くまで働く。
同じ仕事の担当者は大学生。親しみやすい子でほっとする。
面白かったのは皇室のデータ。
ファーストネームがJO(女王)とかって笑えた。

お昼はお弁当が支給された。特においしいわけじゃないけど、昼食が出るとありがたい。
今日は往きのバスで一緒になった人と夕食を一緒に食べようみたいな話になったのだけど、タイミングが合わず、結局1人でマックに入る。
PM8:30の駅前の温度計は-1℃。でも良い天気。

夜は同室の子と深夜までおしゃべりを楽しんだ。
見た目は日本人だけれど、パリから来たとか。
パリ生まれ、パリ育ちで、フランスでDJをやっているというのでびっくり。
親から日本の組織を勉強するように言われ、修業のつもりでやって来たのだとか。
お洒落でスリムで長身のテクノ好きのクールな感じの高校生。
彼女はDavidを「ダヴィッド」と発音していた。
英米では「デイヴィッド」だと思うけれど、フランスでは「ダヴィッド」なのか。

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1998.01.24

長野到着!!

この日から、長野五輪のボランティア活動に参加した。

私の仕事はアクレディテーション・カード(以下ADカード)作り。
選手やコーチの首にぶら下がっているパスのような物で、そのカードが無ければオリンピック関連の場所への出入りは許されない。
たとえ皇族や政治家であっても、勿論警察であってもこのカードを持っていなければならない、そんな大事なカードを発行する係。

長野へは、新宿バスターミナルから長距離バスに乗って行った。
東京は晴れていたのに長野は結構な雪。
長野BTから勤務地であるMAC(メイン・アクレディテーション・センター)までは専用のシャトルバスで移動。誰も乗っておらず、なんと貸し切り状態。

Dsc0292113:00頃MACに到着。
ユニフォームを借りて、自分用のアクレディテーション・カードを作ってもらった後業務へ。
地名の入力をするも、海外の地名は読めないものが多くて困る。

仕事が終わり、長野駅に着き、夕食を食べようと思った時、財布をMACに忘れて来た事に気付く。長野駅・MAC間はシャトルバスで移動するが、バスの本数が少ないので取りに戻る事は断念。キャッシュカードは持っていたのでおろそうかと思ったけれど、土曜なのでそれも無理。という事で長野初日の夕食は抜きとなってしまった。
バスに乗り遅れそうだったので朝食抜き、昼も時間がなくて抜きだったのに夜も抜きだなんて……。

しかも荷物が多いのに雪に降られ、雪まみれの大荷物にすっかり気分が滅入ってしまった。雪が水っぽくなかったのが不幸中の幸い。払えば落ちるような雪だった。
なんとか善光寺に辿り着くも、暗いし雪の中だしで敷地内で迷いまくり。宿泊地の宿坊・随行坊に無事辿り着けて良かった……。

部屋は決してキレイとは言えないけれど、TVと暖房があって一安心。
何人もで雑魚寝かと思ったけれど、今のところは2人らしい。
お寺に泊まれるのかと思ってわくわくしてたけれど、お寺という感じはしない。修学旅行に使われそうな部屋。お風呂のシャワーはほとんど出ずに使えない。湯舟のお湯で髪を洗ったり体を洗ったりもしなければならないのが憂鬱。

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