球技の苦戦
日本のメダル・ラッシュに沸くアテネ五輪ですが、球技種目が思った程奮いません。
まず、人気の男子サッカーが早々に予選敗退。まぁ、これは運悪く厳しいリーグに入ってしまった時点で「難しいかも」という空気はありました。
そして、注目度№1と言われたバレーボールも今日敗退。
まぁ、これも柳本監督になってからの成長著しいのでつい期待しちゃいましたが、ランキングでいったら世界7位だからベスト8止まりは妥当かも。
意外だったのは、ソフトボールと野球。
この2種目、あまりにも状況が似すぎていてコワイ位です。
どちらも金メダルが目標……というか「金じゃなきゃ喜べない」みたいな空気になっていたのに、3位がやっと(野球はそれ以下の可能性も残ってますが)という状況。
ソフトボールは「打倒アメリカ」、野球は「打倒キューバ」という感じで、どちらもそれ以外のチームは眼中にないように見えましたが、共にオーストラリアに夢を阻まれるという皮肉な結末。「まさか、オーストラリアにやられるとは」という全く同じ感想をそれぞれの試合後に持つ事になってしまったのです。
「まさかオーストラリアに」と思ったのは私だけではないでしょう。ナメていたのかなぁ? そういえば、開会式の時に星野さんが「日本の敵じゃない」と言っていたオランダに(最近贔屓の)岩隈投手はメッタ打ちされちゃったし(その後発熱でダウンって悲し過ぎ)。
いやいや、ナメていなくても、「相手投手が良ければ、凄い打線を擁してもどうにもならない」というのが両競技に共通した特徴なんですよね。野球もソフトもどちらも大事な試合でオーストラリア投手に完封されてしまいました。自チームの投手が頑張っても(松坂投手頑張ったよね〜)、1点も取れなければ勝てないわけで、改めてこういう競技での「本命」は当てにならないと思う今日この頃です。あ、でも待てよ、ソフトのアメリカはガチガチの本命で、下馬評通り圧倒的な強さを見せて無敗で優勝したんですよね。野球の本命キューバも優勝するかもしれないし、となると何故日本はダメだったのだろう? うーむ、うーむ、謎だ。
松坂投手はシドニーも含めてオリンピックで5試合投げて、どれも好投なのに結局1試合しか勝てませんでした。オリンピックの女神に嫌われてしまっているのでしょうか?
いや、嫌われていたら好投なんて出来ない筈。
こうなったら柔道の谷(田村)&阿武選手のように、3度目の正直を狙ってもらいたいものです。そうだ、このまま雪辱しないでどうする? オリンピックの女神は松坂投手が大好きだから、悔しくてまた出てくるようにわざと負けさせたんだよ(?)。
というワケで、松坂投手には北京を目指してもらいたい所ですが、北京でも野球がオリンピックの正式種目であり続けるかは微妙らしいんですよね。そして、その頃日本の球界はどうなっているのか!? 1リーグ制になっているのか、2リーグのままなのか?
シドニーでは「巨人の選手は出さない!」と言っていたナベツネさんが、アテネには上原&高橋由なんていう巨人の顔ともいうべき選手を2人も送り込み、監督を長嶋さんが務めました。何が起こるかわからないオリンピックです。北京でもとんでもない事が起こって金メダルを獲れたりしたら嬉しいんだけどなぁ。
あ、とんでもない事とは、たとえば「国内のリーグをオリンピックにあわせてお休みする」とかです♪ だってオリンピック期間中の巨人戦の視聴率が4.2%じゃ、2週間位休んでも良いような気もするんだけど…で、今回より更にグレードアップした最強ドリーム・チームを編成するのです。ダメですか? で、出来る事なら今度こそ長嶋さんも現地入りした長嶋ジャパン希望。ついでに打撃コーチは新井宏昌さん推薦(^^;;)。
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