野球の銅メダル

野球、３位決定戦に勝ちました。
しかし、Yahoo!スポーツのアンケートの
「銅メダルを獲得した野球日本代表。この結果をあなたはどうとらえている？」
という問いに対して、85％が「不満」と答えていました。26日現在の投票数が２万近く。１日でこれだけ投票されてるっていうのも凄い。

11-2なんてコールド勝ちに近い圧勝。日本、強いですよね。いまだにオーストラリアより弱いとは思えないのだけれど、同じチームに２連敗しちゃったわけで……。
格下の投手からはいっくらでも点が取れるのに、「ここぞ」という所の１点が取れなかったって感じですかねぇ。

前回ここで、「次回は最強ドリーム・チームを編成してほしい」みたいな事を書いてしまいましたが、「じゃあ、どんな選手がいれば良かったのか」と考えてみました。考えてみたけれど、今回のメンバーは凄いと改めて思ってしまった。やっぱり十分ドリームです。
ただ、アジア予選の時には松井稼頭央選手がいたんですよね。
彼がメジャー入りしてなかったら、そのまま長嶋ジャパンに残ったのだろうか？　彼がいれば、「１点も取れない」という厳しい状況でも、ちょっとした流れを作ってくれそうな気がしたりして。でも１球団２名という制限があったので、「西武の松井選手」を出す為には松坂投手か和田選手を出せなかったわけで、それもキツいか。この「１球団２名」という規制もどうかと思うけれど、ペナントレースを中断しない状況では仕方ないのでしょうね。

試合後の選手のコメントがそれぞれ微妙に違っていて、面白かったです。
性格にもよるのかも知れないし、ピッチャーと野手ではまた違うのかも知れない。五輪に対する思い入れも選手によって違うのかな。そんな中で、私は城島選手の発言に胸を打たれました。
それは「いい試合をしに来たんじゃない、勝ちに来たんだ」というようなコメント。正確に引用したくて改めてネットを探したんですが、どこに書いてあったかわからなくなっちゃいました。でもだいたいそんな感じ。
「メダルの色が違う。銅を取りにきたわけじゃない。負けて悔しい。この悔しさを４年後、若い人が誰かに伝えてほしい」ともありました。
城島選手は３位決定戦の当日の朝まで落ち込んでいたそうですが、「日本に胸を張って帰れるゲームをしたかった」と最終戦も大活躍したのはさすが。そして一番活躍した彼が最も厳しいコメントを出したというのも興味深いです。
側にいたら、厳しすぎて恐そうだけれど、遠目に見ているとホントかっこいいと思うのです（笑顔は優しいんだよね）。