エンジン

テレビっ子の私ですが、最近はバラエティがメインで、民放の今クールのドラマは殆ど見ていません。唯一見ているのは『エンジン』。

もともと子供が出てくるドラマが苦手なのですが（「子供を使って感動させてやろう」的な意図が見えると引いてしまう）、「マレーシアＧＰ（Ｆ１）でロケ」なんて聞くと、元Ｆ１ファンの血は騒いでしまうのです(^^;)。

オープニングテーマはエアロスミス。
「むむ、クィーン（『プライド』）がウケたから調子に乗って、今度はエアロか？」なんて、軽く商業主義に抵抗しつつも、やっぱりエアロスミスは大好きなもので（特に"Angel"はかなり好き）、ゾクゾクっときてしまいます。つまり、結局、大喜び(^^;)。うう、私ってばやはりミーハーです。「エンジェル」っていうのが「エンジン」って聞こえなくもないんだよなぁ。

という感じで、ストーリー以外の面で楽しんでいるような状態です。
車椅子姿の泉谷しげるさんを見ながら、「おお、フランク・ウイリアムズか!?」とか。あんな渋い泉谷さんを見るのは初めてです〜。意外な一面が見られました。
もっともあれはフランク・ウィリアムズではなくて、映画『ドリヴン』のバート・レイノルズではないかという説も。そういえば『ドリヴン』は「セナに捧げる映画」だなんていう噂を耳にしてＦ１の話かと思って見に行ったら違ったし（カートでした）、『エンジン』もＦ１の話だと思ってたらF3000でした。でも「Ｆ１会場を訪れるシーンがある」っていうから、やっぱりＦ１も絡んでくるのかな？　ちなみに５話の台本の一部を目にする機会があったのですが、その時点ではＦ１なんて程遠いような感じです。最後までどうなるかわからないけどね。

という感じで、どうもカーレースの話ばかりを期待してしまう私でした。
２回見て、一番印象に残ったシーンは木村拓哉さん扮するレーサーが、西村雅彦さん扮する社長に援助を求めようとするけれどうまくいかないシーン。
スポンサー集めに苦労したという鈴木亜久里さんの話を思い出してしまいました。あるいは、今以上に「日本人なんてよそ者」という目で見られていた時代の中嶋悟さんにスポンサーはたくさん集まったけれど、「金があるからって」と逆に外国人からやっかまれていた話とか。カーレースとお金は切っても切れない関係なんですよね〜。うう、ドラマ以上にドラマチックな真実もありそうです。

木村拓哉さんはさすがにカッコいいですね。絵になります。ヘアスタイルも今の感じが私は好き。とはいえ……改めて「ハウルが好き」と思ってしまいました(^^;)。木村拓哉さんの事を「どの役やっても同じ」と評する人がたまにいますが、やっぱり全然違うよ。ハウルは別人だったもの。改めて「きちんと演じ分けているんだなぁ」と思いました。これって、演技が上手いって事なのでは？

小雪さんはなんか可哀想。あの役、損ですよね。うざったいもん。でも、逆に言えばあれだけうざったさを出せるというのも演技が上手いという事で、誉められるべき事なのか。それに「あの健気さがイイ」っていう人もいるかな？