会津藩VS長州藩

旬のスポーツ・ネタで書きたい事が多すぎてつい後回しになってましたが、先週か先々週(？)に読んだ本の感想文を忘れないうちにアップしておきます。っていうか、もうかなり忘れつつありますが(汗)。

ももさんのオダギリ応援日記＠斎藤かたよりblogで知った『会津藩VS長州藩―なぜ“怨念”が消えないのか』という本を読みました。サブタイトルに魅かれました。

「新選組」のカテゴリーに入れるのはちょっと違うかなと思いつつも、一応新選組の章もあったので、入れておきます。でも、やはり会津と長州に重点が置かれているので、新選組の部分の内容は浅めですね。
印象に残ったのは、奥平謙輔。
この方、幕末志士総登場とも思えるゲーム『維新の嵐　幕末志士伝』にも出てこなかったし(爆)、知らなかったのですが、この本を読んだ限りでは長州人なのに会津の事を思いやる、とても魅力的な人ですね。
萩の乱の見方も変わってくるかもしれないなぁ…。その辺、ほとんど知らないのですが(恥)、すごく興味が沸いてきました。

平成八年（つい最近じゃん）に萩市長が会津若松市を訪れる事で大騒ぎになり、会津若松市長と握手をしなかった事がニュースになったという事を今更知って驚きました。（お互い手を出さなかった理由が）「どっちが先だったかと書かれるのが嫌だったのかもしれません」と書かれていたのにはさらにビックリ。思わず『新選組！』で意地を張り合っていた桂小五郎と西郷隆盛の対談を連想してしまいました。でも、結局薩長同盟は締結したのだから、長州と会津もいつかは手を結ぶかな？　それとも坂本龍馬がいないと駄目？

しかし、私は親や親戚に先祖の話などを聞いた事は全くないのですが（特にヒドイ目に遭わされた先祖がいないという事かもしれませんが）、会津の皆さんは聞かされているという事なんでしょうか？　私と同じ位の年代の人も、聞かされているのかなぁ？
忌野清志郎さんの歌の「やられた方だけが覚えているのさ　傷つけられた方だけが忘れないのさ」という歌詞（うろ憶え）を、ふと思い出しました。

高校時代の修学旅行先は萩・津和野でした。当時は幕末には全く興味が無く、吉田松蔭の事は、「よく知らないけど偉い人」って思ってました。萩焼買って喜んでたなぁ…。伊藤博文の事も、「お札になった位だから、さぞかし素晴らしい人格者なんだろう」と思ってましたよ(^^;)。