あらしのよるに(市原悦子版)
母親に「市原悦子の舞台のチケットが当たったから、付き合ってくれない?」と誘われました。
私の中の市原悦子さんのイメージといえば『家政婦は見た』です(『日本昔ばなし』では姿は見えないし)。実家でテレビが付いている分には楽しく見ますが、自分でチャンネルを合わせて観る程好きなわけではないので、「え〜、あんまり興味無いなぁ」と素っ気ない態度を取ってしまいました。しかし一応演目を尋ねてみると、『あらしのよるに』だと言うではありませんか!! 「行く、行く! 喜んで!!」と一気に態度豹変な私。
『あらしのよるに』というのは、きむらゆういちさんの絵本です。以前ここで触れましたが、映画にもなった名作です。でも結局映画版は見逃しちゃったんだよな〜。
しかし、市原悦子さんが山羊役? 着ぐるみでも着るのかしらん?……と、どきどきしながら会場の五反田ゆうぽうとに行ってみると……。
さすがに着ぐるみは着てませんし、特に山羊メイク(?)をしている訳でもないのですが、真っ白い可愛らしい衣装に包まれた市原さんは、ホントおいしそうな山羊でした(^^;)。ちなみに私のハンドルと山羊は関係ありません。
びっくりしたのはミッキー吉野さん。
基本的には音楽担当なのですが、なんとエプロン着けて金髪巻き髪のカツラをかぶり山羊のおばさんの役をやるんです。しかも、あまり違和感がない。「あんなおばさん、いそう」と思っちゃいました。そんな心和むパフォーマンスと、アーティスティックなプレイと両方見せてくれました。ただ、なんか対象がよくわからないなぁ。子供向けなのか、大人向けなのか? ミッキーさんはシリアス・ヴァージョンでは英語を多用してました。まぁ、会場には子供はほとんどいなかったので、大人向けなのでしょうね、絵本が原作でも。
途中で「このメロディ、カッコいい♪」と思う曲がありました。聴いてるうちに「どっかで聴いた事あるような……」と思ったのですが、なんと"Alabama Song"でした。ジャック・ブレルでお馴染みなのかもしれませんが、私の中ではボウイ・ヴァージョンが染みついています。日本語で、しかも市原悦子さんに歌われると全くイメージが違うのですぐにはわかりませんでした。あんな場所で聴けるとは。劇中で使われていた曲はオリジナルの物が多かったのですが、唯一使われていた洋楽が"Alabama Song"とは〜。
これ、山羊と狼の友情物語で、一緒に逃げるシーンがあるのですが、男女で演じられると、駆け落ちに見えなくもない……。
歌とお芝居と朗読の混ざった、ちょっと変わったスタイルの舞台でした。
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