為せば成る
オリンピックが終わって喪失感のある今日この頃……って、4年前もそんな事書いてました。
2年前(冬季)は「心にポカンと穴が空いたよう」と書いてました
開会式は素晴らしかった北京五輪ですが、閉会式は個人的には今一だったかなぁ。
閉会式のお楽しみといえばコンサートなんですが、北京のコンサートではロック色が薄くて物足りないのです(長野も)。そういう意味ではシドニーやソルトレイクは良かったなぁ。次のロンドンもとにかく閉会式が楽しみな私です。
ロンドンといえば、閉会式のミニ・ロンドン・コーナー(次回開催地紹介)は面白かった!!
まるでミュージカルの1シーンを見ているようでした。
北京がチャン・イーモウ映画なら、ロンドンはウエストエンドのミュージカルか
今でこそ幕末かぶれな私ですが、実は「新選組好き歴」よりも「ロンドン好き歴」の方が遙かに長いんです。
最初はデヴィッド・ボウイをはじめとするブリティッシュ・ロックが好きだったんですが、ミュージカルにもハマりました。ダブルデッカー、ロンドンのタクシー、建物……風景全部好きです。
天狗様もとい野村萬斎さんもイギリスに留学してたし……
萬斎さんといえば『にほんごであそぼ』(10月にDVD出るようです)。
昨日今日と新作(多分)がオンエアされてました。
「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」という言葉で2パターン。
今日の「為せば成る」ではアフロヘアの萬斎さん(面白過ぎ!!)が三点倒立を披露。オリンピックを意識してるのかな?
開脚もしてました。後ろで支えているようには見えなかったけれど、一人でやっていたのかな。すご〜い。あのアフロヘアの中に何か入っていたのだろうか……?
来月は萬斎さんの舞台を2つ見に行く予定です。オリンピック終わった淋しさは萬斎さんが埋めてくれるようです(笑)。
話が逸れました。
開会式では口パク少女が話題になりましたが、閉会式のドミンゴも変じゃなかったですか? トリノのパバロッティといい、もはやオペラ歌手の口パクは恒例で、騒ぐまでもないのかな?(爆)
NHKスペシャルの『熱投413球 女子ソフト・金メダルへの軌跡』を見ました。
いや〜、素晴らしかったです。なんか「金メダルを取るべくして取った」という感じがしました。これこそ「為せば成る」。
前回、「マンガの主人公みたいな選手ばかりが選ばれれば楽しいけれど、そんな選手、どの位いるのかなぁ……」なんて事を書きましたが、日本のソフトボールの選手達はマンガの主人公みたいな選手が多いっ!!(笑)
上野投手、昔は「自分が抑えりゃ勝てるんでしょ」と自分の事だけ考えて自分一人でやっているつもりだったんだそうです。その考えは大怪我を境に変わったのだとか。
今回も上野投手の「2日で3連投」がどうしてもクローズアップされますが、バックに助けられてる所がたくさんあるんですよね〜。
3位決定戦のオーストラリアに最終回で同点にされた時も、「味方がきっと点を取ってくれる」「打たせればきっと守ってくれる」と信じていたそうです。
で、野手達は上野投手の後ろ姿を見ながら、「こんなに頑張っている上野を何とかして助けてやりたい、打ってラクにさせてやりたい」と思っている……。これがソフトボールや野球の魅力だと思いました。
比較して恐縮なのですが、星野JAPANにはそれが無かったような気がします。
皆素晴らしい選手達で、一人一人はすごく頑張っていたと思いますが、一人でやっている人が多かったのかも。
もっとも、「○○を助けてやりたい」なんて思いは、小刻みな継投じゃ湧きようもないし、エラーがあれば「きっと守ってくれる」なんて信頼は出来ないし、怪我人が多ければ「味方がきっと点を取ってくれる」なんて思えないか
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コメント
ご無沙汰してます。喰い付きたい話題が多かったのでしゃしゃり出ました
北京五輪開会式は『わが魂は…』放送と被ってましたのでそこそこに、閉会式はジミー・ペイジの名を新聞TV欄で見つけていたので気合入れて見ていました自分のギター・ヒーローの一人なので…歳がバレてしまいそうですけどね
4年後が非常に楽しみです!"LONDON"の文字を見た時にゾクゾクしました。私もこの世界(古典芸能)に足を踏み入れる前は、どっぷりイギリス派だったもので…なので萬斎師の英国留学体験話が大好きです
話を五輪に戻して…あの"口パク"騒ぎですが、問題はあの女の子の声が別人だったこと、その"声の主"の女の子の容姿に難があるのであの"口パクの子"に代役をさせた、と当局が公に言ってしまったことじゃないかと思います。"声の主"の子は傷心を抱えて雲隠れ、という情報も。隠し方も、情報が漏れそうになった時の対応もまず過ぎるというかデリカシーが無さ過ぎるというか…"容姿云々"なんて偉いお方達の論ずることじゃないと思うんですけどね。非常に後味が悪かったです。
もっと後味が悪かったのが星野JAPAN…3位決定戦を見てしまってストレスてんこ盛りでした。何と言うか…ペナントの片手間で参加しているようにしか見えませんでした。本当に勝つための対策をやってきていたのか。他の上位国はみな研究をつきつめてやっていたと思います。審判の質とか、ストライクゾーンやボールの違いとか、条件は同じなのにこの差は何???采配とか以前に、五輪に対するプロ野球界全体の取り組みが不十分であったとしか言えません。そういう意味で「やる気あるのかー?!」と叫びたかったWBCどうするんだろう…コッチは"本気"になるんでしょうかねぇ?
久々な上に長々と失礼致しました
投稿: RICC | 2008.08.28 21:10
RICCさん
おお、ジミー・ペイジ、RICCさんのヒーローでしたか♪
髪は真っ白になっちゃってましたが、オーラありました〜。
セッション・ギタリスト時代のジミー・ペイジ、メジャー・デビュー前のボウイと一緒に仕事した事あるんですよね
>萬斎師の英国留学体験話が大好きです
私もです!! 好きな人と好きな物がリンクしていると、なんか嬉しいです。
声の主の女の子、歯並びが悪いだけで、可愛いのに……ヒドイ話ですよね。
>プロ野球界全体の取り組みが不十分であったとしか言えません。
同感です。
なまじWBC優勝しちゃったから、「五輪も大丈夫だろう」とか思っちゃったんですかね〜? あれは薄氷物だったのに(^^;)。
でも、実は私、星野JAPANにはストレスどころか結構楽しませてもらったんですよね〜。
特に荒木選手
メダル取れなかったのは残念なんですけど、「2〜4位なら納得」と思ってました。
私の中ではここ十年位は「キューバは最強、韓国とは拮抗(勝っても負けても驚かない)、アメリカは波がある」というイメージなので。
2〜4位はちょっとした事で変わると考えてます。
金だったら大事件だったんだけどなぁ。
しかし、韓国がキューバを2度も倒すとは……。
投稿: YAGI節 | 2008.08.28 22:51