国立能楽堂11月定例公演
「能楽堂はチケット代が高い」
というイメージを持ってしまっていた私ですが、
「定例公演はそうでもないかも」という事に気付きました。
という事で、行ってみました。
◆狂言 引括(ひっくくり)/野村萬斎・野村小三郎
短っ!!
15分という事ですが、あっという間でした。「ええっ、もう終わり!?」という感じ。
口うるさいとはいえ、とっても夫思いの奥さんの事を、萬斎さん扮する夫が離縁しようとする話でした。その離縁の仕方があまりにヒドイのですが、なんか萬斎さんだと許せてしまう……っていうか、笑ってしまいました。
オチ(?)も「なんだかなぁ」という感じなのですが、これも萬斎さんだと笑ってしまう〜。
一番安い中正面席で見ましたが、今回は柱が全く邪魔になりませんでした♪
演目が良かったのか、同じ中正面席でも当たり外れがあるのか、よくわからないけれど、「こんなに見えるなら、能楽堂良いなぁ」と思います。
◆能 融(とおる)/木月孚行・宝生欣哉
長っ!!
80分という事ですが、長く感じました……。
前回石橋を見て、能の面白さに目覚めたかと思いましたが、錯覚だったか
もう、さっっっっぱりわからず、眠さと格闘する羽目に(>_<)。
今回は予習も全くしてなかったからなぁ。座席モニターに字幕が出たのですが(初めて体験しました♪)、見てもどうにもならず、「おまえが能を楽しむなんて、10年早いわっ」と言われている気分でした(とほほ)。
あまりにもワケわかんないので、字幕表示を英語にしたりして遊んでました。「ほう、英語では『融大臣』が『lord』になってるよ」なんてちょっぴり楽しんでましたが、そんな事にもすぐ飽きて……はぁ、能は難しいです……。
シテが出てくると結構動きが派手になったり、音楽も盛り上がったりして、眠気も飛んだんですが、それ迄が長くて素人には辛いです。
「能とセットで見てこその狂言かも?」なんて思ったりするんですが、やっぱり狂言中心路線を歩むしかないかなぁ(涙)。
★ ★ ★
ダイドーの自販機を見つけたので、缶コーヒーを買って帰り、今日はこれを飲みながらブログを書いてみました。ちょっと背筋を伸ばしてみたりして。
萬斎さんがCMに出るようになってから初めて買いましたが、もう缶コーヒーなんて随分飲んでなかったなぁ。
私は、ずーーーーっと森永カフェラッテ派なのです(それか、インスタントコーヒーに牛乳たっぷり)。
久々に飲んだ缶コーヒーは懐かしい味でした。
写真左・夜の闇に浮かぶダイドー自販機。ダルビッシュ投手の写真が入ってました。
萬斎さんといえば……
昨夜News Clip欄に既に貼りましたが、クリスマスのスペシャルドラマに出演するそうですね。
なぜか真冬に戦争物。主演はたけしさん。デヴィッド・ボウイ・ファンとしては思わず「『戦場のメリークリスマス』ですか!?」とツッコミたくなりますが、私の好きな人は、坊主頭のたけしさんの前で苦い顔をする宿命なのかもしれません(笑)。
萬斎さんは、なんと昭和天皇役だそうです!!
見たいような見たくないような……。
このドラマの台本の一部を目にする機会があったのですが、もちろん楽しい話ではありません。良い気分になれる話ではないです。でも、これは見ずにはいられないなぁ。
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