屋根の上のバイオリン弾き
超有名な作品ですから、ミュージカル・ファンとしてはおさえておきたかったのですが、私好みの役者さんが出ていなかったので、なんとなくスルーしてしまっていた『屋根の上のバイオリン弾き』。
4代目でようやく私好みの方(市村正親さん)が主演となったので、観に行く事にしました♪
もっとも、市村さんになってから、今回でもう3回目らしいんですけど。行くの遅すぎ
これ、アメリカ生まれのミュージカルですが、舞台はウクライナだったんですね~。
ちょうど去年の今頃キエフ・オペラを観、今年はキエフ・ミュージカルかぁ♪(ブロードウェイ・ミュージカルだってば)
市村正親さんは5人の子供の父親の役ですが、なんと5人共女の子。
長女役は貴城けいさん。『維新回天・竜馬伝』で竜馬役を演じていたあの方ではないですかっ!! すっかり美しい女性になられて……(もともと美しい女性です)。
次女が、笹本玲奈さん。『ベガーズ・オペラ』で観ましたが、私の中では『ぼくの妹』に出ていた理事長のお嬢さんの印象が強いです。オダギリジョーさん演じる盟先生にふられてしまうシーンでは泣きそうになりましたが、今回もまた泣かせてくれます。
意外な所では真島茂樹さん。軽快なダンスで魅せてくれました。
という感じでキャストは豪華。
話も前半はコメディ・タッチでとても楽しかったです。市村さんが面白過ぎ。さすがです。
しかし、後半は……
ユダヤ人迫害の話などがあって、ちょっと気分が滅入ってしまいます。
逞しく生きていく人々のお話ではあるのですけどね……
カーテンコールはとっても明るく、市村さんも盛り上げてくれるのですが、どうも重い気分を引き摺ってしまい「良かった!!」と手放しでは言えない感じです……。
いい話、楽しいエピソードは沢山出て来るし、途中クラリネット奏者が舞台に出て来てソロの名演奏を聴かせてくれる所なんて、とても幸せな気分になれるので、「このミュージカル好き~」なんて思っていたんですけどねぇ……。
とはいえ、良い物色々観られました。行って良かったです♪
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