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2016.01.24

宇宙(そら)に還ったロックスター

TOKYO FMの「宇宙(そら)に還ったロックスター」という番組を聴きました。
カメラマンの鋤田正義さんが出演して、ボウイの思い出を語ってました。

これ、タイトルがいいですね。
ボウイを表すのにぴったりの表現だと思う!
うん、消えたわけじゃなくて、宇宙にいる。
"There's a starman waiting in the sky"
ああ、パパには言わないから、channel twoに現れて!!……って、○歳にもなってパパとか言ってる場合じゃないけど

昨日、「ボウイが京都に住んでた事がある」という噂の真偽を尋ねられ、断定が出来なかった私ですが(mさん、お読みになってないかな~)、番組の中で同じ質問を鋤田さんもされてました。
鋤田さんは「住んでた」という表現には否定的なニュアンスで、「お気に入りの旅館があって、そこによく泊まっていた」みたいな事をおっしゃってました。

ボウイの『純』のCMの撮影の裏話が、今WEBで読めるのですが(宝ホールディングス元会長の細見吉郎さんの記事)、そこにはボウイが俵屋旅館がお気に入りで、『純』の撮影時には1週間滞在していたとの記載がありました(スティーブ・ジョブズの定宿でもあったらしい)。
イマンとの新婚旅行でも俵屋旅館に泊まったという記載を別のブログで見つけたので、何十年も贔屓にしていたという事になるのかなー。
この旅館だったら、なんだか住んでる感もありますね(写真のイメージだけで言ってます)。

ちなみに、東京では初来日時は京王プラザホテルに泊まったという噂を聞いて、私も真似して泊まってみた事があるのですが、今調べてみたらキャピトル東急ホテルがお気に入りだったという記載も発見。
うー、俵屋もキャピトル東急も、真似して気軽に泊まれる金額ではないな~(^^;;;;;;)。

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CDジャーナル 2016年 02 月号 [雑誌]図書館で借りていた本の返却期間が過ぎていた事に気付き(ボウイのせいで、すっかり忘れてた~……って人のせいにしちゃいけませんね)、今日返却に行きました。
ついでに『rockin'on』と『CDジャーナル』の最新号を読んできました。
『CDジャーナル』の表紙には「さようなら、デヴィッド・ボウイ」と書かれていて、胸が苦しくなった……。
なんか活字で見るのとWEBで見るのとは、また印象が違いますね。

「新作が世界中で絶賛されている事を見届けた上で亡くなった」みたいな記載を見た時には涙が出て焦りました。
慌てて周囲をこっそり確認。幸い皆、本に夢中で涙を浮かべたアヤシイ人には気付いてない様子でした。すぐに平静を装えました。

そう……『rockin'on』も大絶賛でした。ボウイが亡くなるなんて思いもせずに絶賛をしていました。素晴らしい……。
ボウイが亡くなる前に『★』を絶賛していた人が羨ましくてたまらない私です。
私はといえば、9日に「まだピンと来ませんが、繰り返し聴くうちに馴染むかな?」なんて書いてました。
10日には「デヴィッド・ボウイの新譜を聴いていて、『ボウイ、好き好きっ!!』と思っていた」なんて事を書いてはいますが、その後は『真田丸』の話題にシフトしてしまった~。

うう、あの時、『★』の感想文を書きたかったんです。
でも、『真田丸』があまりに面白かったから、『真田丸』の感想を書き、「『★』の感想は翌日に回そう」と思ってしまったんです。そしたら、訃報が。う~、う~、う~。

たとえボウイが生きていたとしても、こんな極東の僻地のブログをボウイが見るわけもないし、万が一間違って見たとしても、日本語はわかってもらえないからどうしようもないのだけれど、生きている時に「『★』最高!!」と言いたかった。伝えたかった。

もっとも、「『★』最高!!」とは思えてなくて……
あのアルバムは私にはヘヴィ過ぎます。傑作なのかもしれないけれど、あまりにも「お別れ感」が強すぎる。

たとえば大好きな"Dollar Days"のラストでは次の曲である"I Can't Give Everything Away"のカットインがすごくイヤなんです。
"Dollar Days"の余韻に浸っていたいのに、「なんで邪魔してくるかな」と、眠っていたいのに目覚まし時計で起こされてしまうのと似た感覚をおぼえます。現実の世界に引き戻される感じがしてしまう。
それは、変な方に行きそうになっても、ちゃんと片足はこっちの世界の地に付けてるという絶妙のバランス感覚を持つボウイらしいという気はするのですが……。
"I Can't Give Everything Away"は良い曲だと思うのですが、「もう僕はいないから、与えられないんだよ」みたいに諭されてる気もして、私は「やだー、やだー!!」と拒んでしまうというか……。
「私もそっちに行きたいよー」と駄々をこねる聞き分けのない子供が、「ダメダメ、ちゃんと現実を生きなさい」と言われているみたい。
『★』を絶賛する人は、ボウイの意図をちゃんとくみ取る事が出来て、感性は豊かだけれど大人の人達なのかなーなんて思いました。
受け入れられない私は、未熟だと思います……。

しかし、我ながら……あの10日の記事の浮かれっぷりは何なんだ。
「好事魔多し」とはこういう事かと呆れてしまいます。
「相変わらず『あさが来た』は無茶苦茶面白い」なんて書いてましたが、あれは録画をウォークマンに落として電車の中で見ていたのですが、ウォークマンはすっかりボウイを聴く為だけの道具になっているので、その後、視聴は滞ってしまいました、溜まってます……。
「今夜からは『ダウントンアビー』もスタートするし」なんて浮かれてましたが、先週はすっかり忘れて見逃すし、なんだかリズムが狂いまくってる今日この頃です……。

それでも『真田丸』は相変わらず面白い!!(笑)

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