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2020.09.19

ラビリンス 魔王の迷宮

Google Home(スピーカー)に「デヴィッド・ボウイをかけて」と言ってみたら、聞き取ってくれなかったので、ためしに「『ラビリンス』をかけて」と言ってみたら、ちゃんと映画のサントラをかけてくれました(笑)。
久しぶりに聴いたら、なんだか素晴らしく聞こえました。

"Underground"って、あんなにサックスが目立つ曲だったんだ。
あの頃の私は、まだ「サックス好き」という確信を持っていなかった気がする。
こんな風に「なんか好きだなぁ」と思う曲にサックスが使われている事に後から気付いて驚く事が多い私です。

と、サックスの事は忘れかけていたのですが、低音が響いていた事はよく覚えています。
大きな映画館に低音が無茶苦茶響いて、すごくわくわくしたんです。
ボウイの映画といえば単館上映の物が多いので、あんなに大きなスクリーンで観た事が今となっては夢みたいですが、忘れっぽい私があの響きだけはおぼえていて強烈によみがえってきました。

なんだか無性に映画も見たくなっちゃって、買ったきり封を切っていなかった『ラビリンス』のDVDをようやく開封しました。
このDVDには英語の字幕モードもあります。
せっかく英会話を習っているので、英語の字幕で見てみる事にしました。

La09 

うわー! そうそう、ここ、短いセリフだから聴き取れるかと思って何度も聴いたのに聞き取れなかったんだよーっ!!(大昔のVHS時代)
っていうか、"What's say is say"と聞こえて、「何の事やら」って思いました。結構惜しかったんだなぁ。
ちなみに日本語字幕では「もう後戻りはできん」となってます。
ここだけ取り上げると意味不明ですが……

泣きやまない赤ちゃんがうるさくて、思わず「誰かにさらわれちゃえばいいのに」的な事を言うヒロイン。その言葉を真に受けて、赤ちゃんをさらっちゃうボウイ扮する魔王ジャレス。
「本気で言ったわけじゃない」というヒロインに対して、"What's said is said"→「言った事は言った事」→「もう後戻りはできん」という感じでしょうか。

こんな感じで、短い文でも結構難しい事を思い知らされ、英語力がアップしている実感が全く持てない私でした。
観た事ある作品だから、もちろん内容はわかりますが、カラン・メソッドは効いてないのか?(>_<)

この映画では「隠れミッキー」ならぬ「隠れボウイ」を探すのも楽しい。

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これは初めて観た時から「おお」と思ったのですが……

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こっちは気付かなかった~。

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この右のフィギュアは顔は似てないけどジャレスのコスチュームですよね。

嬉しかったのが特典映像のメイキング。1時間近く入っていました。ボウイのインタビューも含まれていたんですが、私服なのにジャレスのアイメイクが残っている感じが面白い。
そして、後ろにフクロウの置物が飾ってあるのがステキすぎる。というのも、魔王ジャレスはしょっちゅうフクロウに姿を変えるのです。あの映画を見て以来、私はフクロウ見る度にボウイを思い出してしまいます。ハリー・ポッターのフクロウもボウイかと思った(笑)。

La03

ジャレス役の候補としては、ボウイの他になんとマイケル・ジャクソンとスティングの名も挙がっていたそうです。
マイケル・ジャクソンのジャレスはなんとなく想像出来るけれど、スティングは想像付かないなぁ。っていうか、スティングはこういう映画出そうな気がしない(^^;;;;)。

La01r  

ジャレスはこんな水晶玉をジャグラーのように器用に操ります。
合成だろうと思ってはいたんですが、ボウイの背後にぴたりとくっついた人が手だけ動かすという手法を取っていてびっくり。いくら古い映画とはいえ、他に方法なかったのかな。

とても面白いメイキングでした。もっと早くから見ておけば良かった。

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