山陰旅行7(サンライズ出雲)
ここの続きです。
夕飯は色々買いこんでサンライズ出雲の中で食べようと思っていたのですが、雨なので駅の外に出る気にはなれませんでした。松江のスーパーにも行ってみたかったんだけどなぁ(皆生温泉や多伎のスーパーは行きました)。
松江駅の中に『はなの舞』がありました。
十割蕎麦の出雲そばのポスターが貼ってありました。
居酒屋に一人で入った事がない私ですが、唯一の例外が池田屋事件のあった池田屋跡地にある『池田屋 はなの舞 三条駅店』です。新選組ファンとしては、一人の時でも入りたくなっちゃうお店です。雰囲気は全然違うけれど、「同じ『はなの舞』だ」と思うと、松江の『はなの舞』も、ちょっと敷居が低く感じられました。出雲で食べられなかったのが心残りだったので、ここでリベンジする事にしました。他に小麦除去中の私が入れそうなお店もなかったし。電車の個室をお弁当臭くするよりいいかもしれない。
出雲そばの写真、撮るの忘れた……
というわけで、無事、夕食もすませたので、おやつや飲み物・翌日の朝食用のおにぎりなどをコンビニで買って、サンライズ出雲に乗りこみました。
ホテルの廊下みたい。
ピンク色のスーツケースが見えます。結構女性客多かったです。
「乗りものニュース」によると、私の部屋、上りの1号車11番は“当たり”個室らしいです♪
「シングルツイン」を、外から見た図と中から見た図。
写真拡大すると、雨で車体が濡れてるのがわかると思います。星なんて見れそうにないですね。
1階と2階、両方使えるのが「シングルツイン」の魅力。
1階のベッドをたたむとテーブルが出てくる事をWEBで見て知っていたので、そういう記事をUPしてくれていた人々に感謝しつつ実施。不器用な私でも簡単にできました。そして、食後のデザート「白バラミルクプリン」をいただきます。おいしかった~。すっかり白バラファンです(東京に帰ってきてからも白バラブランドの物を買ってしまったのは多伎の所に書いた通り)。
食べ終わるとそそくさと2階に上がりました。靴を脱いで物置を兼ねた階段を上がるだけでもワクワクしたのですが、2階に到着したら……なんかもう楽しすぎた。
子供の頃、靴を脱いで車窓にへばりつくような体勢で外を眺めた事が、誰でも一度位はあると思うのですが、あんな感じで外を見ました。雨で景色が見えない事を危惧してましたが、雨は止んで、窓ガラスの曇りもなく、外の様子はクリアに見えました。しかも普通の車窓と違い、この二階の窓はカーブして天井までかかっているので、窓ギリギリに座ると顔を上げても天井が視界に入らないんです。目の上、空です!
伯備線は明かりが少なく、星を見るにはうってつけだそうです。なので、まだ早い時間でしたが、室内の明かりをすべて消してみました。雨が上がったとはいえ、曇っていたので星は1つも見えません。
でも「これから晴れるかもしれない」と思い、諦めずにずっと空を見ていました。
初めて1個見えた時は感動しました。ここから少しずつ雲が減っていくかもしれない!
新見駅を過ぎた頃は、かなり見えました。「わぁっ」と声を上げそうになった程キレイでした。
多伎のホテルでも感じたのですが、雲の切れ間、見える部分の星の密集度が凄かった。晴れてたら大変な事になってたんじゃないかなぁ。たまに遮る物が全くない区間がありましたが、あそこで晴れてたら満天の星を楽しめるのかもしれない。
倉敷辺りから一気に街の灯りが増えて星が見づらくなったので、いつでも寝落ちして良いように歯を磨きに行きました。そういえばA寝台には洗面台があるんですよね。無茶苦茶羨ましい。そして、最初は楽しかった階段の上り下りもすぐ慣れて面倒に感じるようになってしまったのでした(爆)。とはいえ、部屋のすぐ横が洗面所なのはありがたかった。そして、1号車満室だったと思うのですが、トイレの時も洗面所使う時も誰とも顔を合わさずにすんだのもほっとしました。
寝巻(備え付けの浴衣)に着替え、いつでも寝られる準備をしたとはいえ、すぐに寝るつもりだったわけではないのですが、眠っちゃってました。相生~有年駅間で鹿と接触して(涙)止まった時は起きていたのですが、姫路の記憶はありません。夜中の大阪がどんな感じか興味あったのに、その辺も爆睡していたようです。
気付いたら豊橋でした。朝4時12分。「まだ愛知かぁ」と再び寝る私。
次に起きた時は、静岡駅でした。5時25分。日の出を見たいと思っていたけれど、まだ明るくないなぁ……。
が、そこからは、あっという間でした。
一瞬、「富士山、まだ見えないかな……ところで、この山、何?」と思ってしまった。雪がなくて、富士山っぽくない富士山。
朝焼け、きれい、きれいっ!! 早寝して早起きして良かった!!
こんなに雲があったら、星があまり見えないのも納得……というか、それなのに、あんなに見れたのは逆にスゴイという気も。
松江で買ったエニョバショコラというお菓子もおいしかった♪
ちょっと変わった触感は米粉を使っているかららしい。
大船観音が見えてきたら、もう東京も近い(寂)。
横浜駅には通勤途中と思われるサラリーマンが並んでいました。1階にいると目が合ってしまいそう。慌ててブラインド(電動式!)を下ろしました。
実は出雲市からのチケットを買ってましたが予定変更しました。松江から乗っても金額は変わらないものの、検札でご迷惑をかけしてしまうとまずいと思い、発券前に駅で一応確認したのですが、このままでOKとの事でした。
特急券・寝台券・乗車券トータル25110円って、私にとっては結構高い金額ですが、十分楽しめました。また乗りたい。今度は下りに……と思いましたが、伯備線の星空に再挑戦したい気も。
東京駅には約1時間遅れで到着しました。もっと乗っていたかったので、もっと遅れても良かったよ。
(サンライズは遅れる事は珍しくないらしい)
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